塗装シーズン到来 手抜き工事に注意 

すっかりと春になり、いよいよ塗装の仕事がチラホラと入り始めました。

北海道札幌市では内地・関東などとは違い冬は気温が低すぎて塗装作業を行うことができません。無理して外壁や屋根の塗装を行うと強度が不足してしまったり、独特な模様が浮かんできたり、仕上がりが十分なものになりません。

なので冬は塗装作業は内装を除いてずっとお休みしておりましたが、やっと待ちに待った施工できる季節になりました。個人的には塗装の仕事が始まるとやっとシーズン初めだという感覚があります


忙しい季節の到来です!

春になるとドッと仕事が忙しくなるのは建築業界ではよくあること。こちらも冬の間に

「今は冬で塗料がしばれるからできないですね」
「春になったら塗り替えしましょうね」

などと、温めていた依頼が複数あります。ひび割れの有無、サビ、雨漏り、見栄えなどをお客様とヒアリングして緊急性の高いものから少しずつ塗り替えリフォームを行います。


手抜き工事は横暴している

お客様をあまり待たせるのは良くないですが、急いで塗ってはい次へ、というやり方では売り上げは伸びるかもしれませんが、どこかでミスがあったり手抜きをしてしまう作業になってしまうものです。利益を追求するあまり、そういうやり方が当たり前になっている会社は沢山います。

それどころか会社側は自分達の会社がちゃんと施工してあるつもりでも、実は作業員・職人さんが周りにはわからないように手抜き工事している可能性だってあるのです。

何故手抜き工事は減らない?

塗り替え工事にとっての手抜き施工は監視カメラのないお店での万引きと同じくらい発覚しづらいものです。
何故なら施工中は家主はずっと監視する事は難しいですし、監督さんも何件も担当住宅を受け持っているためその現場にずっと立ち会うほど暇ではありません。作業は職人さんにほぼ委ねられます。

例えばこんな方法

【極端に薄く伸ばす】

塗料というのは原液で使う事は少なく、多くの場合は薄めて濃度を調整して使います。その調整が職人の技の一つでもあるのですが、

高額な塗料をとても薄く伸ばして塗れば塗料代金は大幅に安くすみます。伸ばしすぎた塗料は耐久性が弱く、数年後にはすぐに剥がれてきます。

【重ね塗りを省く】

塗装は一部を除き基本は複数回重ね塗り(下塗り・中塗り・上塗り等)を行います。

その重ね塗りの中塗りを省いたりする悪徳業者も存在します。家主が見えるところだけ丁寧に塗って、見えない部分や見てない時には塗らない。そんな悪い職人さんもいます

そういった手抜きを防ぐために良心的な会社さんはその都度写真を撮って後で見せてくれます

以上の二つは手抜き工事にありがちな方法。二つを組み合わせると余計にバレないと思います。

厄介なのは、この工事が手抜きだったと発覚するのは塗った直後ではなく数年後だという事。通常10年近く耐久性があるものが、4〜8年ほどで傷んできます。あまりに酷い時は次の年にすでに塗料が剥がれてきていたりします。

長い年数が経つとどの業者に頼んだか忘れてしまったり、その企業自体が廃業してしまっている可能性だってあります


保証期間を確認しましょう

塗り替えリフォームには多くの場合、保証期間というものを設けています。期間内に気になる症状があった場合は無料で施工・修理を行ってくれるはずです。

保証期間は企業によって疎らで、3年〜10年が殆どです。保証期間をよく確認し、期間が切れる前に一度塗り替えた場所を見てみて、どこかに異常が無いかを確認しましょう(チョーキング、ひび割れ、サビ、ハゲ等)

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七道では戸建て住宅だけでなく、アパート・マンションなどの塗り替え工事も多く承っております。

また、塗装に関わる協力会社様も募集しております。塗り替え工事を考えられている方、塗装業者を探しているリフォーム業者様、個人でマンションやアパートを所持しているオーナー様、管理会社・不動産業の方は是非七道までご相談ください。

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