今シーズンの2月の道内は記録的な少雪となったようですね。記録を始めた1961年からの統計開始以来最も少ない量（平年の約半分）でした

12月～2月の3か月間でも平年の3分の２くらいで、これも2番目の少なさです。

便利屋七道では冬季間は“除雪・雪下ろし・雪庇落とし・氷割り”のご依頼が多く、降雪量は仕事量に大きく影響するので心配でしたが、想像以上に好評でたくさんのお問い合わせをいただき、とても忙しい毎日を過ごしておりました

例年に比べ雪の降る時期が早かったので今年は雪が多いのかな？と思っていましたが、蓋を開けてみれば降雪量はとても少なく、しかし仕事はとても忙しく・・・

毎度のことながらいつも僕の予想はいい方向へ外れる傾向にあります

雪下ろしをしてほしい理由

（物置上の雪下ろし）

先日日頃お世話になっている札幌の便利屋“便利屋Departure”さんと札幌市東区にて【屋根の雪下ろし】のご依頼の手伝いを行ってまいりました

本日は手伝いということで、普段は基本的に1名のみで活動しているのですが、今回は2名で雪下ろし・除雪作業を行いました

上記画像ので物置の屋根の雪も下ろしておりますが、物置というのは見た目の頑丈さとは裏腹に意外と雪の重みで大きくへこんでしまうことがよくあります。住宅の屋根とは違って室内からの暖かみによる雪解けが期待できないことで積雪量が多くなってしまいがちで、ほおっておいて春先に大きくへこんだ物置にがっくりしてしまうこともしばしば・・・

そういったトラブルにならないよう1メートルほど積もってしまっている場合は予防として雪下ろししてあげることをお勧めします

(傾斜屋根の雪下ろし)

雪解けが著しい中、ほおっておけば雪がとけるであろうこの時期に雪下ろしのご依頼がくる理由は“すが漏り”にあります。

春先に突然キッチンの天井から雨漏りが・・・そんな事例が毎年よくあり、これには理由があります。

キッチンは料理で火を使うことで比較的暖かく、キッチンの上にある屋根構造の家はキッチン付近の雪解けが早まる傾向にあります

（すが漏れの原因）

雪解け水は通常は傾斜屋根や排水ダクトを通って排水されるはずなのですが、本サイトでも何度か説明した“凍結による排水つまり”の影響で屋根から室内へ水が浸入し、雨漏りを引き起こします

（屋根のすが漏り箇所）

（屋根のすが漏り箇所２）

傾斜屋根の先端付近にある雪の下に大きな水たまりがあります。これは先端にできた氷の塊によって溜まってしまったもので、厚さ２０センチ近くある大きな氷の塊を除去してあげることで解決することができます。

こういった氷は雪止めのある箇所にとてもできやすく、雪止めと氷がくっ付いてしまって叩いたり突いたりしてもなかなか落とすことができません

時間をかけて少しずつ壊していくしかないので、思わぬ時間が長引くことがあります

落雪によるトラブルを防ぐために付けた雪止め金具の影響が雨漏りの原因となっているなんて残念な結果です

このような状況にならないようにするにはマメに雪下ろしや氷割りをしてあげる以外に解決方法がありません（ダクトヒーターを取り付ける方法以外に）

（雪下ろし完了）

（雪下ろし完了）

氷の板を除去すると溜まっていた水が一気に流れ落ちてまるで大雨でも降っているかのようになります

時期的に再び大雪になることもないでしょうから、一度氷を除去してしまえばもう安心です

あとは天井裏に入り込んでしまった水が全て流れ切ってしまえば雨漏りは自然と収まることでしょう

（雪下ろし後の氷）

（雪下ろし後の氷②）

落とした雪や氷は落として終わりではありません。後日排雪が入るということだったので玄関先まで運ぶ作業が残っております

これらをママさんダンプで運ぼうと思っていたのですが、氷が思いのほか重すぎて運ぶのに非常に苦労しました厚さ20センチの氷の塊は持てないほど重量になっていて推定40～50キロ近いものもあり、数メートル運ぶことさえ困難。

（大型ハンマー）

（氷の雪山）

無理して持ち上げて腰を痛めてはかないません。持ってきた巨大ハンマーである程度小さく砕いてから運びました。排雪場所へは山にする必要があったので頑張って「エイヤー！」と投げて山積みにしました

今シーズンの除雪作業はもう見納めですが、来年はさらなる飛躍のシーズンにしたいと思います

そういえば以前北海道の人間は除雪作業の影響で高齢者の筋肉量が大きいというデータを聞いたことがあります。

今年度もおかげさまで体が筋肉で一回り大きくなった気がします。除雪作業をめんどくさいなぁと感じる人にとっては苦痛かもしれませんが、体を動かすことが好きな僕にとっては冬の除雪のご依頼はお気に入りの依頼のひとつです

来年も除雪や雪下ろしのご依頼は便利屋七道へお任せください

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