煙突式ストーブを使用していると何かの原因で「ポンッ」と破裂音がしてしまうことがあります。
特にペチカに取り付けていた場合はそういう症状を起こすことが多く、お客様もびっくりしてストーブの使用を控えてしまうことでしょう。
ストーブ本体の故障の可能性もありますが、多くの場合はその先のペチカや煙突に問題があることが多いのです。
ストーブの破裂音の原因は？
「ストーブがボンッ！と爆発音がした！異常がないか点検してほしい！」と緊急出動しました。
ペチカに設置されていたのはTOYOTOMIのHR-T650。値段は高いですが、ペチカに適したストーブの一つです。
ペチカ内部と煙突内部に異常がないか、お客様の使用方法におかしな点はないかを全て点検することにしました。
爆発音の原因はいくつかありますが、今回の理由は簡単です。
ペチカのダンパー（空気の開閉板）を閉じたまま使用していたこと。
閉じた状態ではストーブの排気ガスが煙突にうまく流れることができなくて、逃げ場を失ったストーブは異常燃焼や爆発音を起こします。
使い方を知らなかったようですね。自分の家のことなのに意外と知らない人はたくさんいます。
ご説明の後に試運転を行ない様子見することにしました。
ペチカには他にも使用方法にいくつか注意点があります。それらをアドバイス通りに使用していれば異常は起きないと思います。
こういったトラブルが元でペチカの使用を控えてFF式ストーブへ切り替えたりする人もいますが、ペチカは恐いものなんかじゃありません。
ちゃんとした使用方法を熟知していれば寒い北海道の気候でも充分に部屋を温めてくれる設備となります。
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