【札幌市】非常用・避難滑り台の塗り替え工事!サビ止め下地処理と高所塗装で美観と安全性を復活

施工前の避難滑り台の全体像

本日は札幌市内にて、緊急用避難滑り台の塗装作業を行いました。

緊急用の滑り台は、主に保育園や幼稚園、学校、各種公共施設などの施設に設置されている設備です。火災や地震といった万が一の災害が発生した際に、2階以上の高層階から地上へ安全かつ迅速に避難するために設けられています。普段の遊具として日常的に使用するものではなく、避難訓練や緊急時に使用するための重要な安全設備です。

構造や形状自体は公園にある一般的な滑り台とよく似ており、滑走面(滑るところ)は銀色のステンレス製、側面や手すり、フレーム部分は鉄製の金属で構成されています。

施工前の避難滑り台の全体像

施工前の避難滑り台の全体像

公園の遊具などと同様に、屋外に設置されている金属設備は常に雨風や紫外線にさらされているため、年月の経過とともに表面の塗膜が劣化し、塗装のはがれやサビが発生してしまいます。

今回ご依頼いただいた避難滑り台も、長年の経年劣化によって一部の塗装が剥がれ落ち、下地から赤サビが浮き出てきている状態でした。

このような状態のまま長期間放置してしまうと、以下のような危険性が生じます。

  • いざという緊急時にサビや老朽化による腐食で設備が破損するリスク
  • 剥がれた塗膜やサビのささくれで、避難時に素肌や手をすりむいて怪我をする危険

有事の際にしっかりと安全に機能させるためにも、定期的な塗装メンテナンスが欠かせません。今回は「避難滑り台を綺麗に塗り替えてほしい」とのご要望を受け、施工に伺いました。

私自身、これまでに屋根や外壁、ウッドデッキなど数多くの塗装を手掛けてまいりましたが、避難用滑り台の塗装作業は今回が初めての経験となります。しかし、対象が鉄部塗装であることに変わりはなく、これまで培ってきた知識と施工ノウハウをフルに駆使することで、完璧な仕上がりでお応えいたしました。

1. 下地処理の基本「ケレン作業」と伸縮脚立による高所施工

塗装工事において、いきなりペンキを塗り始めるのは厳禁です。最初に行う最も重要な工程が「ケレン作業」です。

ケレンとは、サンドペーパーや研磨工具を使用して古い塗膜の浮きやサビを削り落とし、あえて表面に微細な傷をつける作業のことです。表面を適度に荒らすことで、新しく塗る塗料の密着性が飛躍的に向上し、塗膜が長持ちするようになります。

サンドペーパーを使用した手作業でのケレン処理

サンドペーパーを使用した手作業でのケレン処理

避難滑り台は1階から2階へとつながる高い構造物であるため、高所でのケレン作業が必要となります。今回は7尺の伸縮脚を搭載した専用脚立を使用し、足場を安定させながら2階部分の細部までくまなくケレン処理を実施いたしました。

便利屋七道では、あらゆる現場環境に対応できるよう各種高所作業道具を取り揃えておりますので、高さのある設備の施工も問題なく対応が可能です。

2. ブロワ清掃と強固なサビ抑制剤「ガードセプター101P」の塗布

ケレン作業で出た粉塵やゴミ、削りカスを強力な風圧を巻き起こす「ブロワ」で一気に吹き飛ばして清掃します。ゴミが残った状態で塗装すると剥がれの原因になるため、入念な清掃を行います。

ブロワによる粉塵の強力清掃

ブロワによる粉塵の強力清掃

その後、すでにサビが発生してしまっている部分に対してサビ抑制剤「ガードセプター101P」を塗布します。

一般市販されている錆止め塗料は、浮き出たサビの上からそのまま塗っても内部でサビが進行し続け、数年で再び表面にサビが浮き出てしまうケースが少なくありません。赤サビは「鉄」「酸素」「水」の3つが反応し続けることで周囲へ浸食・進行していきます。

使用したサビ抑制剤ガードセプター101Pの一斗缶

使用したサビ抑制剤ガードセプター101Pの一斗缶

今回使用した「ガードセプター」は、水分や酸素を遮断してサビの進行を化学的にピタッと止める特殊なサビ転換・抑制剤です。サビ層の奥深くまで浸透して固化し、密着性の高い皮膜を形成するため、根本的なサビの再発防止に絶大な効果を発揮します。

サビ部分へのガードセプター塗布作業

サビ部分へのガードセプター塗布作業

3. 白で統一した3工程塗装(サビ止め・中塗り・上塗り)で高耐久な塗膜へ

下塗り(錆止め剤)を塗装中

下塗り(錆止め剤)を塗装中

下地のサビ抑制処置を施した後は、サビ止め塗料による下塗りを行います。サビ止め塗料は名前の通りサビを防ぐ効果はもちろんのこと、下地と仕上げ塗料をガッチリと密着させる「接着剤」としての重要な役割を果たします。

下塗りが完了した後は、中塗り、上塗りと順番に塗料を重ね塗りしていきます(ガードセプター+計3工程の重塗装)。

今回は、下塗り・中塗り・上塗りのすべての塗料を「白色」で統一いたしました。

通常、下塗りと上塗りで異なる色を使う場合もありますが、あえてすべて同色で揃えることにより、将来的に表面へ小さな傷がついたとしても下の塗膜が目立たず、綺麗で真っ白な状態を長く保てるメリットがあります。

また、耐久性や水弾きを考慮し、全工程において密着性と耐候性に優れた溶剤系塗料を使用しております。

塗り替え作業完了後の避難滑り台

塗り替え作業完了後の避難滑り台

塗装作業完了

塗装作業完了

4. 踏ん張りが必要な足場と丁寧なマスキング養生処理

今回の現場で最も苦労したのは、斜面になっている滑走面の足場確保です。

滑り台の内部や側板を塗る際、足場板を設置できるわけではないため、斜面部分にしっかりと両足を大股で開き、内壁に踏ん張りを効かせながら慎重に刷毛とローラーを動かしました。

また、お子様が実際に滑る底面のステンレス部分はペンキを塗らない非塗装箇所となるため、ラインが崩れないよう事前にマスキングテープで綺麗に養生処理を行いました。各塗料がしっかり乾燥したことを確認しながら工程を進めております。

斜面で踏ん張りながら行うマスキングテープ剥がし作業

斜面で踏ん張りながら行うマスキングテープ剥がし作業

5. まとめ:遊具や鉄部・各種設備の塗装なら便利屋七道へ

便利屋七道では、一般的な住宅塗装(屋根、外壁、ウッドデッキ、灯油ホームタンク、窓枠など)はもちろんのこと、今回のような特殊な避難用滑り台や遊具、鉄部設備の修繕塗装にも幅広く対応しております。

  • お客様ご自身でご用意された塗料のお持ち込み施工
  • ご予算の範囲内に合わせた施工プランのご提案
  • 高所作業や部分的な塗り替えのご相談

「こんな場所でも塗ってもらえるだろうか」「費用をできるだけ抑えてメンテナンスしたい」などでお困りの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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