今シーズンの札幌は今のところあまり積雪量はありません。今年は車が運転しやすいなー、と安心してはいられません。除雪の依頼は便利屋さんにとって大切な仕事のひとつなので、個人的にはもっともっと雪が降ってほしいところ。
札幌市内は雪が比較的少ないですが、市内と言っても場所によって雪の量は様々。北区だとあいの里方面。西区だと西野・平和方面。南区だと藤野や石山方面などは雪の量が一回り以上積雪量が多く、毎日除雪と排雪場所に悪戦苦闘している家庭もたくさんいると思います。
本日は南区にて「屋根の雪下ろし」のご依頼を承りました。こちらは例年通り雪の量は多く、困っていたとのことです
屋根の雪下ろしに必須なのは
- ママさんダンプ
- 長めの脚立
- 長めの2連はしご
- スコップ各種
- 安全帯
- ヘルメット
- ロープ
- コンパネ
- カラーコーン(パイロン)
以上です。状況によりさらに色々と道具を用意しなければなりません。まず屋根に上るためのハシゴ。梯子をたてる足元は雪が積もっているため、かなり不安定な状態で上ることになるため、細心の注意が必要となります。このハシゴの上り下りで落ちて大怪我をする人は毎年後を絶ちません。
こちら、よく見てみると電話線などの配線が雪で埋まっております。雪の重量に耐えられず、家側についていた金具が外れ、配線がたるんでおりました。雪を除去しようとしましたが、なんと凍っており、取り出すのに苦労しました;
パッとみてすぐに気が付いたのですが、今回の雪はとても状態が悪かったです。天気は晴れ、気温はプラス、家の中もガンガン暖房を焚いている。そして緩めでしたが傾斜屋根でした。この状態だと屋根の上の雪は屋根との接地面が融けていて、足元が非常に滑りやすく大変危険な状態でした。コンディションはとても悪いですが、せっかく遠くから来たのです。安全帯とロープ、そして細心の注意を払い除雪作業に当たりました。
天気や気温は選べないので仕方のないことですが、マイナス気温で曇りの日、風のない日が個人的には作業がしやすいです。皆さんももし屋根の雪下ろしを自力で行う場合はそういう日を狙ってやってみるのがいいと思います。
プッシャー(またはハンドラッセル)という除雪用のスコップを使って屋根の雪を押し出しています。金属のスコップは屋根を傷つけやすく使い方に気を使いますので、可能であればプラスチック製のスコップを使い、屋根を保護します。画像では小さく映っていますが、雪を下した際に隣の住宅の壁を傷つけないようにコンパネを立てて傷つきを防いでいます。このようにお隣さんにご迷惑をかけないようにコンパネは必須ですね
作業前、作業後の画像です。屋根の雪下ろしの際、全ての雪を除去しきって屋根を露出させてしまうと非常に足元が滑りやすい状態になってしまうため、状況により1センチ~5センチほどの厚みを残して作業を終えることがあります。手を抜いているわけではないですので、ご了承ください
屋根の雪を下し終わった後は、お客様のお家の融雪機にて落とした雪を溶かして除去しました。融雪機は大量に入れるとなかなか雪が融けてくれないのが悩みところですが、雪捨て場に困らないため、排雪は入ってくれないような地域では強い味方ですね
便利屋七道では屋根の雪下ろしのご依頼をお待ちしております。傾斜屋根のような一般的には難しい場所の除雪にも対応しておりますので、お困りの方はぜひご相談ください!