便利屋七道です。本日は石狩市にて【スズメバチの駆除（蜂の巣の撤去）】のご依頼を承りました。

蜂の巣は札幌市内においては山や森が近くにある南区や西区などに集中しがちなのですが、

石狩市や北区も少なからず森（防風林も含む）があり、比較的巣が作られやすい地域とも言えます

今回のご依頼場所もすぐ隣が長い防風林となっており、そこにいた蜂達がやってきたのだと思われます

戸建て住宅の軒下に・・・

蜂達をなるべく一網打尽にできるように訪問時間は日が暮れるギリギリの時間に設定。

現場に到着すると巣の位置がすぐにわかるくらいわかりやすい場所に作っていました

高さ5メートルほどの高さの場所に巣を作っていました

大きさは約２５～３０センチほど。なかなか立派に作られていました

下から覗いても巣の周りで巣作りをしている蜂達がたくさんいるのがよくわかります

こ雨や風をしのげるこの軒下というのは蜂が住宅内で巣を作りやすい場所のベスト３に入る人気の場所です

場所は軒下ですが、テレビのアンテナ線を軸にして巣作りを始めたようですね

防護服に着替えます。前回とは違い梯子に登っての駆除作業（高所作業）はより緊張感があり、長期戦になります。

この日の気温は３０度近いため、迅速に作業を終えなければ熱中症になってしまいます。

１００匹越えの立派な蜂の巣

　

こちらが駆除した蜂の巣になります。駆除スプレーを使い、その後袋に詰めているため蜂達が襲ってくることはありません

これはコガタスズメバチという種類の蜂で、北海道ではよく見られる蜂の種類となります。

巣は４段になっており、中にはサナギがた７０～８０匹ほどおり、すさまじいスピードで増えていっている最中だったことがわかります。

駆除後のケアが大事

蜂の巣の根元は落ちてしまわないようになかなか頑丈にできており、手で無理やり千切ったり、ノコギリやスクレーパーを使用しても巣の跡やカスが壁に残ってしまいます。

これらを残してしまっては見た目がよくありません。

残った細かいカスはパテベラで大まかに削り落としたのち、ヤスリも使って元通りにします。

今回は電線（アンテナ線）を中心に巣作りしていたため、電線コードにも巣跡がびっしりでしたが、丁寧に除去しました

また、なるべく多くの蜂達を駆除しましたが、中にはまだ外出していた働きバチ達が時間の経過とともに巣へ帰ってきます（巣はもうありませんが）

それらの蜂達をほおっておいては数日間いつまでも働きバチ達が元々巣があった場所付近をウロウロしていることになり、住民にとってはとても不安な日々が続いてしまいます

そうならないように梯子に登って待機し、戻ってくる蜂達を全て回収します。

２０～３０分もすれば外出中だった蜂達がおおむね戻ってきます。時間はかかってしまいますが、これらも確実に回収してあげることがより良いサービスだと思います。

完了したと思ったら、もう一つあった・・・

巣の撤去が完了し、戻ってくる蜂達がもういないか確認していたところ、とある蜂に気になる動きが。

通常は元々あった巣の場所に戻ってくるのはずなのですが、なぜが庭木の中に入っていく一匹の蜂を見つけました。

蜂の跡をたどるとなんと木の中にもう一つ蜂の巣が・・・！

大きさはやく１５センチ。ソフトボールくらいの大きさです。

これには家主様（依頼主様）も驚いており、「えーっ！？知らなかった！ほんとにー！？？」と驚いた様子でした

僕も蜂が入っていくのを見るまで存在に気が付きませんでした。よく見ておいて本当に良かったです

お客様とご相談の上、再び駆除作業を開始いたしました

防護服というのは着替えるのに時間がかかる上、ついさっき使った防護服は自分の汗でシケっているため着替えるのも一苦労でしたが、無事駆除完了です

２つ目の巣は枝木を貫通するようにできていたため、お客様に了承を得て枝ごとカットしました。

こちらもコガタスズメバチという種類でした。

※蜂を素手に乗せていますが、危険なので決してやらないでください。死んでいても毒針が刺さることがあります