ドラム式洗濯機というのは購入したくても室内の間口が狭いせいで通すことができず、購入を断念することが多くみられます

引っ越しの時も同じで、新居へ持っていこうと運んだけれど間口が狭かったり、洗濯機置き場が単身用の縦型洗濯機しか置けないほどの手狭なスペースであったたため設置することができないケースがあります

通常ならば設置を断念しドラム式洗濯機を諦めて小型の洗濯機の購入を検討するところなのですが、中には諦めきれずに何が何でも設置を試みようとする人もいらっしゃいます

今回はそんなどうしてもドラム式洗濯機を設置したい方からの緊急依頼です

洗濯機が入らない！リビングに洗濯機を設置？？

ドラム式洗濯機が入らない

本日は札幌市東区にて【ドラム式洗濯機の取り付け】のご依頼を承りました

お電話でも「蛇口や排水口が洗濯機からかなり遠いんですけど、設置できますでしょうか？」ご相談がありました。

どういうシチュエーションなのかな？と思いましたが、宿舎であったり、関東のように外に洗濯機を設置する場合には蛇口と排水口から離れた場所に洗濯機を設置するケースがありえます

到着してみると、リビングのど真ん中にドラム式洗濯機が置いてあり、少し異彩を放っていました。そして本来洗濯機を置くべき場所である洗面所（脱衣所）には何も置いてありません。

排水口までの長さを測ったら3メートル近くありました。蛇口（給水ホース）に至っては横だけでなく縦の長さも計算すると4メートル以上の長さが必要になります

距離が離れていても設置することは可能ですが、その場合は地面に給排水ホースが置かれる形になるので

依頼主に聞いてみたところ、引っ越しの際に持ってきたのだが間口が通らず洗面所に設置を断念、リビングに設置しようと考えたそうです

通常の縦型洗濯機を購入し設置してみてはいかがですか？と提案したのですが、ドラム式洗濯機の乾燥機能が魅力的で、どうしてもドラム式洗濯機が良いそうでした

確かに、ドラム式洗濯機の乾燥機能により洗濯物を干す、という家事をほとんどすることがなくなった家庭もたくさんあると思います。服を干すスペースもいらなくなりますし、大きな家事仕事が一つ減ります。昨日着た服が夜中のうちに洗濯機を回して次の日には綺麗に乾燥してすぐ着ることもできるため、非常に助かる機能です。

乾燥能力だけでなく節水能力も優れているため、誰もが一度は憧れ購入を検討する家電のひとつだと思います

どうしても洗濯機をここ（リビング）に設置ということだったので、さっそく取り付けに必要な部材を買い出しに行きました

2011年製のPanasonic製NA-VD100L

パナソニック　NA-VD100L

設置するのは2011年製のPanasonic製NA-VD100Lです。洗濯・脱水容量6キロ（乾燥3キロ）で重量は72キロ。運搬は一人ではできない重さですが、設置するくらいのわずかな持ち上げくらいならば可能です

ドラム式洗濯機としてはかなりスリムな方でコンパクトな設計により比較的狭い間口の家にも設置が可能になった少人数世帯用の洗濯機です

スリムとはいえ室内に入らないこともしばしばなので、購入や引っ越しの際はしっかりと幅を測っておきましょう

排水ホースの位置を変更

排水位置の変更前

洗濯機側の排水ホース位置がこのままでは遠回りになってしまうので、右から左へ変更したいと思います。若干の違いはあれど、縦型洗濯機とやり方は変わりません

ただこのドラム式洗濯機は重さが全て70キロオーバーですし、重心が上の方にあるので底を見る時にひっくり返してしまわないように注意が必要です

排水位置の変更中

通常の洗濯機同様、下側から覗けば排水位置が良くわかります。取り外しの際はビス1本で固定されている箇所があるのでプラスドライバーが必要です

排水位置の変更後

最後は取り外した作業を逆の工程で取り付けることができます。この作業自体は5分とかからずに終わらせることが可能ですが、水漏れを起こしてしまう可能性もありますので十分に注意しましょう

長い！3メートルの排水ホース！

3メートルの排水ホース

次は排水ホースの取り付け作業です。排水ホースは3メートルという長いものを購入しました。これらの商品はホームセンターへ行けば1メートル、2メートル、3メートルとそれぞれの長さのホースが市販されています

排水ホースの連結

３ｍホースと洗濯機側のホースを連結させます。洗濯機側のホースは蛇腹になっているため長さがいくらか調整できますので、綺麗に長さを合わせられます

３ｍホースは連結用に作られているため簡単につなぎ合わせることができます

蛇口をストッパー付きに変更する

蛇口をストッパー式へ交換

元々付いていた蛇口は洗濯機をワンタッチで取り付けることができない旧式のものでした

これには4点ビス止め式の物を取り付ける方法が昔の主流でしたが、近年は4点式は水漏れ事故が相次いているため今ではむやみには使いません。今回はワンタッチで簡単に給水ホースが接続でき、かつ水漏れ防止のストッパー付きの蛇口先に交換することにしました

万が一の時にこういった商品を使っているとトラブルを回避することができますので、ビス止め式をお使いの方はこちらをお勧めします

取り付けにはモンキーレンチが必要になります

延長用給水ホースを取り付けよう

延長用給水ホース

給水ホースはこの“延長用給水ホース”を使用すれば簡単に長い距離の場所へも接続が可能です。長さが合計4メートル欲しかったのですが、市販のもので2メートル用を2本連結させることにしました。

この延長用ホースはホース同士をさらに連結させることができるので便利な商品です

2本連結の2メートルホース

給水ホースは排水ホースとは違い上下の長さ分が必要になるのでかなり長くなります。排水ホースと一緒に地面に並べてまとめたいと思います

転ばないように纏める

結束バンドで纏める

給水と排水の二つのホースをバラバラにしておけば見た目も良くないですし、躓いて転んでしまうかもしなかったので等間隔で結束バンドで纏めました

給水ホースと排水ホース

あとは本当は踏まないように（踏んでも大丈夫なように）大きなカバーがあればよかったのですが、電源コードならばともかく2本の太いホースをカバーできるものはなかったので、踏みつけてしまわないよう気を付けて使ってもらうようにアドバイスしました

設置完了！

洗濯機設置完了

買い出しを抜かせば作業時間は1時間弱で設置作業が完了。この後はいつものように試運転を行い、水漏れ検査を実施しました

いままで何日間も洗濯機を使うことができなくてとても困っていたようですが、これで大量の洗濯物が少しずつ片付くことでしょう

便利屋七道では色んなシチュエーションの設置作業にも柔軟に対応してします。窓エアコン・ストーブ・洗濯機など各家電の設置代行のご依頼をお待ちしております

早朝や夜間でも取り付けサービスは行っておりますので、急な用事でもいつでもご相談ください

洗濯機の取り付けサービスはこちらから！

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