例年、冬の繁忙期(除雪や雪下ろしなど)を終え4月に入ると再び忙しくなる傾向があります。
雪が溶けるとできる作業が増えますし、煙突掃除や掃除、不用品処理、引っ越しなどいろんな仕事の問い合わせが増えてきます。
便利屋七道の数少ない閑散期が3月の後半。雪が溶けて足元が湿ってぐちゃぐちゃの時期あたりは比較的暇になりがちです。
毎年この暇にな時期に合わせて資格の取得に励んでおります。
今回狙った資格は3つあり、今回はその中の一つである「職長・安全衛生責任者教育」についての感想をまとめたいと思います
職長・安全衛生責任者教育への道〜知識
「職長・安全衛生責任者教育」とはどういうものかというと、
まず職長とは作業中の労働者を直接指導または監督する者で仕事をするうえで現場で指揮、命令する人を指します。
製造業や建設業などの一定の業務において新たに職務に就くことになった職長に対し、職務を果たすために必要な能力を付与するものの一つとして職長教育の実施が義務付けられています。
建設業においては、安全衛生責任者の選任が義務付けられることがあり、現場では職長が安全衛生責任者を兼任することが多くみられます。
この資格を取ろうとネットで〝職長・安全衛生責任者教育 札幌 資格〟などと検索すると簡単に見つかるのが〝コベルコ教習所株式会社〟です
コベルコ教習所では関係法令に基づき「職長・安全衛生責任者教育」として開催しています。
職長・安全衛生責任者教育だけでなく移動式クレーム・フォークリフト・玉掛け・ガス溶接・職長安全衛生責任者教育 などなど数多くの実技講習・技能講習・特別教育を取り扱っているようです。
ネットで調べて→教習センターで申し込み→受講申込書の郵送→受講料の支払いの順番であっという間に申し込みは完了です。
何故この講習を受けたか?
この講習を受ける人の理由は様々です。僕の場合は長く仕事をしていることもあって中規模・大規模現場を任されることが増えてきたことから自分のレベルアップが必要だと感じたからです。
若い頃は覚えることはたくさんありましたが上の人の命令どおりに動けばいいだけだからある意味楽でした。上の立場になると先を考え、命令し、責任も伴います。昔以上に覚えることが多く、わからないことを教えてくれる人も少なくなってきます。
部下や他所様への接し方、トラブルを回避するための危険予知、スケジュール管理、いろんなことを考え広い視野が必要になり、それらを養うためにもこの講習を受けようと思いました。
職長・安全衛生責任者教育への道〜準備
実務があるわけじゃないので当日は準備に必要な書類などの持ち物でOKです。メットや安全靴は必要ありません。
指定された日時に南郷通り沿いにある教習センターに朝8時30分に集合ですが、早い人は8時前から駐車場で待機しています。隣がコンビニなのでお昼ごはんにも困りませんね。
※冬季間は雪が降る時期なので大渋滞の可能性があるので通勤ラッシュ前に早めに行くのが無難です。
どんなことを学ぶの?楽だと思っていません?
へんな言い方ですが、この手の資格・講習って「寝てても大丈夫な楽なやつ」と「寝てたら駄目なやつ」があります。(※全部寝ちゃ駄目なんですけどね)
この「職長・安全衛生責任者教育」で講習は絶対に寝ちゃ駄目なやつの方です。気軽に「一日座ってれば終わり♪」なんて気持ちで受けたらしんどいです。
講師の人は寝てる人がいたら怒りますし(怒られてる人いました)、何度もみんなの前で発表や発言があり寝てる暇なんてありません。
講習が始まってそうそう「その場で立って名前、会社名、趣味、受講理由、自己紹介を端っこからお願いします、1分程度で。」と言われザワザワします。結構これ人前で発表慣れしてる人じゃないとドキドキするんですよね。
何組かのグループに分かれてリーダーや書紀などを決めたり、それぞれ意見や発言をしなければなりません。頑なに喋らない人がいますが、喋らないと次の議題に進めませんので常にピリピリムードです。
講習はテキストにそってプロジェクターで分かりやすく教えてもらえます。渡されたテキストには建築・製造現場に関する法律・技術・事故例・構造などが詳しく記載されております。
事故例は詳細が細かくイラスト付きで書かれており、その内容は死亡事故に繋がるものがとても多く他人事には感じませんでしたね。
時折講師が「○○さん、これはどういう意味?」「〇〇さん、これは何がおかしい??」などこまめに受講生を指名するのでドキドキします。こういうムードは時間が経つのが遅く感じるんですよね。
とても勉強になります!
1日で講習は終わり。非常に長い一日でした。
資格証をもらいこれで有資格者となるわけですが、大切なのはカードでもないですし、有資格者であることではありません。
大事なのはあくまで学んだ知識であり、そしてそれをもとにこれから積み重ねていく経験です。
得た知識は活用しなければ全く意味はありません。今日学んだことをしっかりと現場に取り入れ、これからもっともっと場数を踏んでより高い意識をもって仕事に取り組んでいこうと思います。