雪止め金具のせいで雨漏りトラブル?

雪解けが急激に進む3月

昼間はプラス気温となり、夜はマイナス気温となるため常に雪の状況が変わります。

この時期に多いのが雨漏り(すが漏り)の調査・修理依頼です

先日「平屋の傾斜屋根の家で雨漏りしているから調査してほしい」と連絡があり出張致しました。

この日も気温はプラス。現場の住宅の屋根を見てみるとうっすらと雪が乗っかっている状態でした。

一見何も問題ないように見えますが、この状態で雨漏りしているというのです。

この建物は昨シーズンまではこの春先に屋根の雪がゆっくりと滑り落ち落雪するようなのですが、それだと隣家への迷惑となるため雪が落ちないように雪止め金具を取り付けたそうです。

おかげでこの時期になっても落雪していないのですが、そのかわりに雨漏りするとうになったとのこと。

とりあえず屋根の上の雪をかき分ければ雨漏りは止まるので、調査と雪下ろしを行います。

屋根の雪をどかすと分厚い氷の板が軒先から出てきました。

雨漏り(すが漏り)の原因はこの氷です。

屋根の上の雪が溶けて軒先で再凍結。その氷が徐々に大きくなり壁となりダムのような役割となって雪解け水がせき止められ板金の隙間から水が侵入したと思われます。

昨年までは溶けた水が滑り落ちて落雪していたため被害が出なかったのでしょうが、今年からは雪止め金具を設置したため雪が全く動かず今回のトラブルへと発展してしまったようです。

隣家への配慮で雪止め金具の設置したのに、それによりすが漏りという別のトラブルになってしまった。困ったものです。

雪止め金具に絡みつくように凍結しているため取り除くのは時間がかかりました。

とりあえず氷を全て除去すれば雨漏り(すが漏り)自体は止まります。これで一安心ですね。

問題は今後どうするか。今シーズンはもう大丈夫かもしれませんが、来年以降も同じようなトラブルが起きる可能性は高いと思われます。

依頼者様と相談した結果、雪止め金具は撤去することとなりました。

雪解けが進む中で傾斜屋根の金具外しは滑りやすいですが、雪の影響で地面が近いため最悪落下しても怪我はしなそうでしたので、その場ですぐに撤去作業を行いました。

今後は隣家へ迷惑にならないようにまめに雪下ろし、雪庇落としをして対処したほうがいいかもしれませんね。

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