今回は札幌市豊平区にて行った灯油切れに伴う給湯ボイラー・暖房機器のエア抜き(空気抜き)復旧作業の様子を詳しくレポートいたします!
本格的な寒さを迎えるこれからの季節、ご家庭の暖房や給湯の要となるのが屋外の大型灯油ホームタンクです。しかし、うっかり給油の手配を忘れてしまったり、配送のタイミングがずれたりしてタンク内の灯油を完全に使い切ってしまう「灯油切れ(ガス欠状態)」を起こしてしまうケースが後を絶ちません。
放置しても直らない!灯油切れで発生する「エア咬み(空気噛み)」の危険性
こちらは今回のトラブルの原因となった屋外の灯油ホームタンクです。本来であれば一定量の灯油が蓄えられているはずですが、今回は完全に底をついて灯油切れを起こしてしまっていました。
灯油ホームタンクの灯油が完全に空になると、配管内に灯油ではなく「空気」が引き込まれてしまいます。この状態を「エア咬み(空気噛み)」と呼びます。
一度配管内に空気が入り込んでしまうと、後からホームタンクへ灯油を補充しても、気泡が邪魔をしてボイラーやストーブまで正常に灯油が届かなくなります。その結果、スイッチを入れてもエラー表示が出て点火しなかったり、不完全燃焼を起こしたりしてしまいます。このエア咬み現象は自動で自然治癒することはなく、手動での「エア抜き作業」を行わない限り、お湯も出ず暖房も使えない状態が続いてしまいます。
給湯ボイラー内部のホース・ストレーナー配管とコックからのエア抜き作業
作業では、まずタンク側に新しい灯油がしっかり補充されていることを確認した上で、屋内・屋外の配管経路をひとつずつ点検・開放していきます。
給湯ボイラーのカバーを取り外し、内部に繋がっている灯油ホースや、ゴミを取り除きつつ空気を逃がす役割を持つ「ストレーナー(油ろ過器)」部分を中心に作業を進めます。専用の受け皿を用意し、エア抜きネジやコックを微調整しながら、配管内に閉じ込められた空気を灯油と一緒に丁寧に排出していきます。
【現場レポート】配管内の空気を排出して無事に点火・燃焼復旧
壁や床下をとおって暖房機器へつながる送油ラインのバルブ・コック類も操作し、配管全域のエア抜きをくまなく実施いたしました。
空気の混じる音が消え、綺麗な透明の灯油だけがスムーズに流れるようになったことを確認してネジやバルブを元通りしっかりと締め直します。その後、給湯ボイラーとストーブの試運転を行い、一発で着火して安定した燃焼が得られることを確認して無事に作業完了となりました。
冬本番前の灯油タンク残量チェックと定期メンテナンスのすすめ
北海道の冬場にお風呂や暖房が使えなくなってしまうと、生活に支障をきたすだけでなく、最悪の場合は室内の水道管凍結破損といった二次被害にもつながりかねません。
「うっかり灯油を切らしてしまった」「補充したのにエラーが出てお湯が出ない」「自分でエア抜きをするのは灯油漏れが心配で怖い」という方は、無理をなさらず便利屋七道へ緊急のご相談をお寄せください。経験豊富なスタッフが現場へ急行し、安全確実に対応いたします。
よくある質問
Q. 灯油を入れてもボイラーがつかないのは、故障ですか?
A. 灯油切れを起こした直後であれば、機器の故障ではなく配管内の「エア咬み(空気噛み)」が原因であることがほとんどです。適切な手順でエア抜きを行えば正常に復旧いたします。
Q. 自分でもボイラーのエア抜き作業はできますか?
A. エア抜きネジの締め付けが弱かったり手順を間違えると、部屋の中やボイラー周囲に灯油が大量漏洩して火災や臭いの原因になります。危険を伴う作業ですので専門知識を持つプロにお任せいただくのが安全です。
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