札幌を含む北海道全域ではこの週末に最高気温がマイナス10度以下という平成最大の寒波が襲ってきます。道内ではマイナス30度以下の場所も観測され、寒さに慣れた道産子でも堪える天候です
石狩や当別など札幌の北の方ではいつものように暴風雪の警報がおきているようですが、そんな大雪の天気ほど仕事が増えるのが除雪のご依頼です。地面の除雪は何とかなっても屋根の雪下ろしは高齢の方や女性には簡単なものではなく、転落による死亡事故も多く発生しています
そんな時は雪下ろし業者の便利屋七道へお問い合わせください
2階の屋根へ ハシゴで登るときが最も危険
本日は当別町にて【屋根の雪下ろし】のご依頼を承りました。
2階建ての屋根の上に上がるためのハシゴが設置されている家だったのですが、それが壊れてなくなってしまったため今回は1階の屋根に脚立を立てかけてなんとか登ることができました。
1階2階ともに傾斜のある屋根だったので、伸ばした脚立を立てかけると通常は斜めになってしまうのですが、それを防止するために脚立専用の後付けの伸縮足を一本取り付けることで安定させることができました。
1階に立てかけた二連梯子も倒れるのを防止するためにロープを結び付けて固定することで、風の強い日でも安心できます(本来は吹雪の日は屋根作業はお勧めしません)
雪下ろし時の転落事故で意外と多いのがハシゴからの転落事故です。不安定で滑りやすいハシゴは上り下りの最中に倒れてしまったりする事故はとても多いので、面倒臭がらずにこういった手間を要したほうが安全と言えます
今回もナイロン袋に雪を入れたものを重しにしてそこに命綱をかけて転落防止対策をしました。こういった安全対策は一般の人ほどあまりやらない傾向があります。時間やお金をかけて自分の命を守りましょう
本日は角度20°ほどの緩い傾斜屋根です。踏み込み次第では足を滑らせてしまう可能性もあるのですが、今回の屋根の上は全体的に雪止めが設置されているため転ぶ心配はありません
こういった雪止めがあると割と安心して雪下ろし作業ができますし、何より傾斜屋根特有の一気に足元の雪が雪崩れ落ちることを防いでくれます。
雪止めの有無で作業の仕方や作業工程が変わるので、屋根に上る前にお客様に雪止めがあるかどうかをヒアリングします
雪止めは命綱のフックをかける場所にもなれますので、あるととても助かります
唯一困るのが、せっかくのスノーダンプ(ママさんダンプ)の裏側が雪止めの上を通る度に削られてボロボロになってしまうことです。
底が傷ついてしまうと滑りにも影響しますし、ワックスでは元通りの滑りにはなりません。せっかく綺麗に使っていたダンプが台無しですが、これは仕方のないことだと諦めています
画像はありませんが裏に雪を捨てる際に窓ガラスへの直撃を防ぐためにコンパネをたけかけています。
屋根の雪は重量は数トン、体積も5~10㎥にもなります。落とした雪は山なりになり、窓ガラスを埋め尽くしてしまうことがあり得ます。
衝撃や圧力に耐えられず、万が一の破損を防ぐためにもこのような安全対策は必須と言えます
最終的にはプラスチックのプッシャーを使って限界まで削って綺麗に整地しました。
最大で1メートル近くあった積雪は全て住宅の裏に落としました。
途中猛吹雪の猛攻に遭い、依頼主様に心配されましたが、2階作業は無事任務完了しました
(写真では写りませんが、ものすごい吹雪の中作業しております)
1階の屋根(脚立を立てかけた場所)にも積もった雪も全て下ろしました。こういった傾斜屋根でも下ろす場所は選ぶことができます
今回は半分は傾斜に沿って下へ、もう半分は道路側へ山にして下ろしました。道路に溜めた雪は後日排雪車が運んでくれるとのことでした
このように落とす雪の場所を選べると「普段人が通らない場所」「裏の広い庭」「窓ガラスがない場所」等を避けて溜めることができます。
作業前にどこに雪を下ろすか、下ろしていいのかを打合せいたしますのでご協力ください
今回は時間が余ったので(2時間予定)だったので車庫の上の雪も裏へ下ろしました。
このタイプの車庫はかなり頑丈なので滅多なことでは重みでへこんだりはしないのですが、1階屋根に雪庇ができていたので油断すると破損してしまう可能性もあります。
今回は時間の関係で半分(40センチ位)の雪を削って重量を減らしました
壊れづらいスノーダンプは?
便利屋七道で普段使っているスノーダンプ(ママさんダンプ)は下記の画像のタイプです
取っ手の付け根にへし折れるのを防止するための補強が一つついていますが、それ以外は一般の人も使っている決して珍しくないものです。画像には写っていませんが差し込みやすいようにブレードが付いているタイプです
ママさんダンプは3000円くらいの安価なものから1万円以上する高級なものがあります。いろんなものを使ったことがありますが、いろんなシチュエーションがある業者にとっては結局のところスタンダードなタイプが最も使いやすいと思います
アルミタイプやパパさんダンプなどは状況によっては使いずらく、僕としてはあまり好きではありませんでした
このダンプは既に5年くらい使っていますが、全く壊れる気配がありません。
スノーダンプは使い方さえ間違わなければ壊れることは滅多にありません。もし壊れたなら保管方法が良くなくて経年劣化を起こしたか、力の加え方を間違えて壊してしまったかのどちらかだと思います。安いものではないですし、道具は大事に使わないといけませんね
新潟県や長野県、青森県などでニュースで見られる緑色の平型スノーダンプはあまり北海道では販売しているのを見たことがないので使ったことはないのですが、あれは屋根雪の時にスコップのように使うことができるため重宝されているようですね。いつか屋根雪用スノーダンプというものを使ってみたいものです
※除雪関連のブログはこちら
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便利屋七道ではお電話・メールにてお問合せいただき、作業の打ち合わせをいたします
隣家へご迷惑になる可能性がある場合は隣人のお宅に作業をする旨ご挨拶をいたします
屋根の上はお客様は上がることができないため、本当に作業が行われたかはわかりません。お客様の不安にならないように作業前と作業後のお写真をお見せいたします
もし当日キャンセルの場合でもキャンセル料をとるようなことは致しませんので、もしご都合がつかなかった場合や別の人に作業してもらった場合などはご相談ください
作業は夜間や早朝にも承っておりますので、お気軽にお問い合わせください