便利屋七道です
最近は駆け込みで煙突やペチカなど煤掃除・屋根の落ち葉掃除など、この季節ならではのご依頼をたくさんいただいております
しかし、依頼過多でスケジュールが空いておらず、お客様のご期待に応えられないのはとてもヤキモキしてしまいます
かといって、高所作業や専門作業はなかなか人に頼むわけにもいかず、淡々とこなしていくしかないと思っています
作業に時間を取られてしまいブログの更新が滞ってしまっていますが、ちゃんと活動しておりますのでご安心ください
普通の集合煙突掃除かと思いきや・・・
今回は江別市にて【集合煙突のスス払い・円筒掃除】のご依頼を承りました
以前作業したお客様の知り合いとのことで、このように口コミで依頼をいただくことは本当にいいことだと思います
今後も良い仕事をして良い評価をいただけるよう邁進していきたいと思います
さて、今回もいつも通りに煙突掃除作業を行おうと点検口(掃除口)の扉を開いたところ、思わず「え??」と声が出ました
なんと煙突内部に直径20センチほどの大きな丸い石が入っておりました
「え??なんで??漬け物石が??」
しかもこの石、点検口の間口よりはるかに大きいため、取り出すことができません
なんでこんなものが・・・
お客様に状況を伝えたところ、以前自分で煙突掃除をした際に重しで使っていた石を煙突内部に落っことしてしまったらしいのです
いつもは自分で掃除しているのだが、去年のシーズン中に煙道火災?らしき状況になり火事になりかけたらしいのです
消防車を呼ぶような大事になってしまったため、今回はプロにお願いしたとのこと
さて、石があることで難易度が一気に上がりました
この石が邪魔をしていて煙突掃除のロッドを差し込むことができません
石の下にも上にもすでにススが大量にあるため、どうしても石が作業を妨害してしまいます
石の下のススを除去して下に埋めてしまう方法も考えましたが、今後のことも考えて石の除去にチャレンジすることにしました
最初はハンマーをバールを使い、円筒内部で破壊して細かくして取り出そうとしました
しかし、石は川石のため丸くて頑丈なため傷はつけれても割ることはできませんでした
石の破壊ができなかったので、次は単純に煙突上部からロープをたらし、それを石に結び付け引っ張り上げるサルベージ(吊り上げ)作戦に変更しました
ただ難しいのは吊り下げたロープを円筒内部で丸い石に結び付けること。
点検口は片手が入るほどの大きさしかないですし、丸い石を途中で落とすことなく結ぶのはとても難しいです
そこで助かったのがお客様からもらった赤い網袋。よく玉ねぎをたくさん買ったときについてくる丈夫なメッシュ網です
これを利用して円筒内部で片手で石を網袋に上手く入れることで吊り上げることができました
この石のサルベージだけで一時間くらいかかってしまいましたが、おかげで煙突掃除作業は容易になりました
今後のメンテナンスも楽になりますし、お客様が安心してもらえたので何より良かったです
今回はご自身で煙突掃除作業をしたことによるトラブルでしたが、もちろんご自身で作業ができるのならばそれにこしたことはありません
しかし、慣れない作業や道具だとしっかりと綺麗に掃除ができていない可能性がありますので、たまにはプロに清掃を頼んでみるのもいいと思います
煙道火災になりえる状態
煙突を上から覗いてみると、分厚い煤がビッシリとこべりついていました
しかもこれは煤というより、“タール”です
有害な煙は徐々に固形の有害物質となり硬く分厚いタールとなります
このまま使えばこのタールの塊に熱が伝わり、火が付き火災となります
これが煙道火災トラブルを引き起こします
(煙道火災とは??)
(↑円筒内部の固形タール)
こういったタールは粉状である煤よりずっと硬く、通常のブラシとロープの掃除では完全には除去しきれない可能性があるので
より強力に研磨できる電動工具によるドリル清掃で全ての汚れを落とすことにしました
今年最大の量を除去
上の画像は掃除の途中ですが、この後もタールが大量に出続け、75リットル袋いっぱいになりました
集合煙突1本だけとしては今年最大級であり、気持ちいいくらいに綺麗に除去できました
煙突内部は煤(タール)だらけで円筒内部はかなり細くなっていましたので、掃除をしないで使い続けていたら火災になるのは時間の問題だったと思います
このお家は薪ストーブを使っているとのことなので、ススが溜まりやすかったとと思います
そして何より重要なのが使っていた薪が“廃材”を利用していたことです
廃材は市販の薪に比べて水分を多く含まれており煙が多く、ススも出やすくなります
廃材をリサイクルして燃料を少しでも節約したい・・・という気持ちはとてもわかりますが、重大なトラブルを招く可能性があります
どうしても使いたいならマメな煙突掃除をし、シッカリとススを除去しましょう
(2019年11月:追記)
前回の作業から約一年後に再び煙突掃除としてお伺いしたところ、煤の量はかなり落ち着いておりました。
前回は6年ぶりの煤掃除であったために大量の煤が出てきましたが、今回は1年ぶり。
これでやっと1年間で付着する煤の量を確認することができます。
そんなこんなで去年同様下から清掃をしましたが、煤はほぼパウダー状の状態の良い煤でした。
前はタール状の固形煤ばかりで良くない燃やし方だというのがはっきりとしていましたが、今回は状態の良い綺麗な粉煤です。
今後もこの調子で、毎年年に一回の清掃作業を実施していれば煙道火災という大トラブルが起きることはないでしょう。
便利屋七道の煙突・ペチカ清掃サービス
煙突掃除のタイミングは1年に1回のお宅もあれば、3年に1回、1か月に1回など様々です
自身の使い方を考慮し、ススが溜まってきたかな??と思ったら、ぜひ弊社へお問い合わせください
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