雪庇落としのご依頼 なぜ作られるのか?ほおっておいていい?

本日は西区平和にて【雪庇落とし】作業を行いました

先日は札幌を含めた道内全域で暴風雪が襲い、夜から朝にかけて30センチ近くも積雪量を観測しました

それくらい雪が降ってしまっては交通網もマヒしますし、高速道路も規制されます。それどころか車を動かすこともできませんね。朝から除雪作業に追われた人たちがお宅がたくさんいたと思います

そんな中、地面の雪だけじゃなく屋根の雪も一気に嵩(かさ)が増し、強い風によって一晩で大きな雪庇ができた住宅も多かったようです

現場へ向かう最中にあちらこちらで雪庇のできた家を見つけました

向かいの住宅の除雪中の人とお話してみたところ、やはり大量の雪に毎年苦労しておるようで、電動の除雪機を使って雪かきをしているとのこと

住宅街に住んでいるならば雪が多すぎて雪捨て場に困りますよね

今回は雪庇ができた場所が家の玄関の上なので危険だったため、大きくなってしまう前に(既にまぁまぁ大きいですが)雪下ろししたいとのことでした

今回の雪庇も除去するのはもちろんのこと、雪庇が再びできずらいように屋根の端から80~100センチくらいの雪も除去しました

落とした後の雪はお客様指定の場所までスノーダンプを使って雪はねしました

落とした雪は落としっぱなしでいいのか、除雪したほうがよいのかで負担費用が変わってきますので作業前にご相談ください

雪庇はほっといていいのか??

雪庇というものをあまり知らない人や雪の降らない地方の人にとっては「ほおっておけばいいんじゃないの??」と思う人もいると思います

たしかに多くの人が雪庇はほおっておいて自然と雪の重みや雪解けで落下するまで放置しておりますが、そんな悠長なことを言ってられないお宅もたくさんあるのです

たとえば上の画像(左)のように大きく育った雪庇が隣家の敷地にまで及ぼしそうな場合

圧迫感を感じますし、隣からクレームが来る前に除去したいものです

(怒られてから行動に移しては遅い場合もありますからね)

画像(右)のように雪庇が自宅玄関にできてしまった場合はいつか落ちてくる落雪に毎日怯えることになります

もし運が悪く雪庇に下にいたタイミングで落ちてきたら大怪我では済まないでしょう

こういった場合も早めに対処するべきだと思います

 

このようなパターンもよくあります

最近は無落雪の四角い住宅が多いですが、今でもこういった傾斜のある屋根はたくさんあります

自動で雪が落ちていってくれる傾斜屋根は屋根に上がって雪下ろしをする手間がなく便利な構造といえます

しかし、隣家との距離が近い場合はこれが近隣トラブルになります

雪というのは傾斜の具合にもよりますが、なかなか落ちていかない場合が多く、しかもいざ落ちる時は一気にどっさりと落ちる傾向にあります

そういった場合対象の雪が隣の敷地に入り込みトラブルとなります

傾斜の雪は時間が立つと家の温度と太陽光で何度も融け、氷上の大きな雪庇になることも少なくありません

傾斜屋根の場合は勢いがつくため、酷いときは隣家の外壁を大きく破損させることさえあります

こうなると雪下ろしや雪庇落とし作業は難易度が上がり、作業時間や金額も上がります

 

なぜ雪庇はできるの?どうやったら防げるの?

雪庇ができる要素は積雪量と風です

雪が大量に積もったところへ強い横風が吹くと、吹き抜けた先に雪庇が出来上がります

暴風雪のような天気の場合は立った一晩で大きな雪庇が出来上がります

重要となってくるのは風なので、ただ単純に雪が無風の中降ったところで雪庇はあまり出来上がりません

必ず風が吹き抜ける先に雪庇は出来上がるので、その箇所を警戒しこまめに除去しましょう

また、雪庇は太陽光や室内の気温を吸収すると融けだし、ツララのような雪庇になることがあります

(特に傾斜屋根に多い)

フワフワの雪ではなく、氷となった雪庇は自然と落としては何かを破損させてしまう可能性もありますので注意が必要です

雪庇を作らせない方法として“雪庇止め”というものがあります

風が吹き抜けて雪庇ができやすい場所に鉄板の壁を設けることで未然に防ぐことができるというものなのですが、毎回雪庇ができて困っているご家庭は検討してみる価値はあると思います

除雪・雪庇落としの費用はこちら

・『除雪』1名1時間3,300円+出張費

・『雪下ろし』1名1時間4,400~5,500円(屋根の勾配や状況により)+出張費

・『雪庇落とし』一か所8,800~13,200円(大規模な状況の場合は変動あり)+出張費

※除雪と屋根の雪下ろし作業は時間制となりますので積雪量や作業箇所・排雪場所によって料金が変動いたします

お問い合わせ時に詳しく状況を教えていただくようご協力下さい

※除雪関連のブログはこちら

より良いサービスをするために

弊社ではお電話・メールにてお問合せいただき、作業の打合せをいたします。行き違いがないように作業当日の訪問前に一度お電話をしてから出張させていただきます。

隣家へご迷惑になる可能性がある場合は隣人のお宅に作業をする旨ご挨拶をいたします

屋根の上はお客様は上がることができないため、本当に作業が行われたかはわかりません。お客様の不安にならないように作業前と作業後のお写真をお見せいたします

もし当日キャンセルの場合でもキャンセル料をとるようなことは致しませんので、もしご都合がつかなかった場合や、別の人に作業してもらった場合などはご相談ください

作業は夜間や早朝にも承っておりますので、お気軽にお問い合わせください