ペチカと煙突掃除 煙突ストーブの交換工事のご依頼 便利屋七道

ペチカとストーブ

ストーブの寿命は経験上8年~15年の間がほとんどです。大きく幅がある理由としては下記のような理由があると考えています

①ストーブにも当たり外れ(製品の質のばらつき)がある

同じ工場で同じように作られ、同じような環境に設置し使用したにもかかわらず、早めに壊れてしまったり長生きするものとバラツキがあります。これは製造工程の問題であり、それらを購入前にユーザーが判断する術はありません。と言えます

②お使いの頻度や使い方が各家庭によって違う

各家庭によって「ずっと弱火で使い続ける人」や「こまめにスイッチを消す人」など使用方法は様々です。使い方によって製品(部品)にかかる負担は大きく変わり、消耗した箇所から故障に繋がります。

これらをこまめに点検整備(分解整備・オーバーホール)する人や、一度も整備しない人によっても寿命が大きく変動します。使い方は製品の寿命に大きく影響する要因だと思います

③ストーブの設置した環境の違い

ボイラーやストーブ・煙突・ペチカなどをたくさん目にしている便利屋七道としては気になるところがこの環境要因です。

煙突の長さによって排気ガスが滞りなく排出されているかは重要な要因です。排気がうまくいっていないと煤や熱がストーブ側に溜まりやすく、寿命を縮めてしまいます。特にペチカを使用している家庭は使用方法や設置ストーブを間違えると1シーズン持たずに故障してしまう可能性だってあります。「煙突が長すぎる」「マントルピースに設置している」「煙突の“曲がり”が多すぎる」などの環境にある場合は平均寿命を大きく下回る場合もありますし、何より上記の設置方法だと故障してもメーカーは保証期間内であっても一切保証してくれません

最近の家電製品は壊れやすいのか?

僕の感覚としては古い(シンプルな作り)タイプの方が比較的寿命が長く、電子機器がたくさん組み込まれた真新しいストーブの方が寿命が短いように感じています。

これは単純に最近の家電はより高性能のため電子機器も複雑になっており、故障する可能性があるパーツが増えたことが原因と言えます。

ストーブにおいても昔は無かった安全装置やデジタル機器・センサーなどが入っており、1つ故障しただけでもストーブは停止します。昔のシンプルなストーブの方が壊れることが少ないので結果的に寿命が長くなります

事実、電子機器などが一切使われていない薪ストーブやペレットストーブは煤掃除さえしっかりしていれば“故障する”ということはほとんどありません

何事もメンテナンスが大事

分解整備や点検などを一切しない、したことがない家庭、大事に使うという認識が一切ないという家庭が多いのも事実であり、それでも平均寿命以上にもった商品もたくさんありますが、それは“運”が良かっただけであるとも言えます

車や家もさることながら、ストーブも定期的なメンテナンスをすることで飛躍的に寿命が長くなります

しかし、いつかのタイミングで新しいものへ交換しなければなりません。故障をして時に「新しいものへ交換する」のか「部品交換でもたす」のか判断しなけばなりませんが、10年以上たった製品は部品が製造中止になっている場合もあります。そんな時は思い切って交換を検討するのがいいと思います

煙突清掃からストーブ交換まで一挙に引き受けます

ペチカとストーブ

ペチカとストーブ

本日は札幌市東区にて【ペチカと集合煙突の煤掃除・ストーブの交換工事】のご依頼を承りました。今回は今まで一度も掃除したことがないというペチカの内部煤掃除とそれに伴い集合煙突も清掃。同じタイミングで寿命を迎えそうなストーブも交換工事を行いたいと思います

ペチカ掃除の工程でストーブは一度必ず取り外すので、それに合わせてストーブも交換しよう!というお客様の要望でした。同じタイミングにすることで出張費や作業手間をお安く抑えることができるので一挙に済ますのはいい方法だと思います

複雑な煙突・・・これは良くない設置方法

ストーブの煙突(表)

ストーブの煙突(表)

ペチカのマントルピース部分にピッタリと設置された今回のストーブ。よく見てみると何やら複雑な取り付け方をしています。始めてみた時は「え?何だこれは?」と不思議に思いました

ストーブの煙突(裏)

ストーブの煙突(裏)

裏から見てみると上記のような感じです。ステンレスの煙突がペチカへ真っ直ぐに接続せず、あえてグルっと一周して繋げています。こんなつけ方は見たことがありません。これはプロの設置業者が取り付けたのではなく、依頼主様の知り合いがこのように取り付けてくれたとのこと。

これはあえて煙突をグルっと回すことで排気熱を利用して部屋を暖かくしようとしたようです。ペチカと同じ要領ですね

しかし、煙突にこんなに曲がりを作っては排気ガスが円筒内で滞納してしまって故障の原因になってしまいます。

このステンレスの煙突だけで曲がりが6つ、ペチカの曲がりを考えると負担が大きすぎます。よく今までこの状態で使っていたなと感心しました。こちらは排気の負担を軽くするために最短距離でつなぎ合わせるようにします

ペチカの中を覗いてみよう

ペチカの掃除口とダンパー

ペチカの掃除口とダンパー

このペチカは以前のブログで説明した開けるのが困難なタイプの蓋だったのですが、幸いにも容易に開けることが出来ました

ペチカ内部の煤

ペチカ内部の煤

ペチカ内部はかなりの煤が溜まっていました。これらは全て除去します

掃除口3箇所と煙突の入り口と合わせて4箇所から煤を取り除きます

掃除はやり方や煤の量次第なのですが、だいたい平均1時間半ほどの作業時間を要します

フック式のダンパー

フック式のダンパー

今回のペチカには三角形のフックのようなものが取り付けられていました。最初お客様がここへ衣服を引っ掛けていたので僕も錯覚してしまったのですが、このフックは飾りフックではなく“開閉ダンパー”でした

手前に引っ張って右に回すことで内部にある蓋が開閉し、煙道の通りを選ぶ事ができます

これを開閉することでペチカをより温めたり外への排出を促したりできます。この設備は長くこの家に住むお客様も知らないことでした

ペチカの内部構造はこちら

ペチカ構造

ペチカ構造

上記の画像が掃除したことでわかったペチカの内部(煙道)です

ストーブから発生した排気ガスは①から②、③と続き、④を通って星マークの集合煙突へ排出されます

三角形の場所がフック開閉ダンパーで、長方形が通常のダンパーです

フックダンパーを置けると右奥まで熱が伝わりよりペチカが温まります

ストーブを停止したあとに通常ダンパーを閉めることでペチカが長く蓄熱する仕組みとなっています

毎回のことですが、ペチカの中の形は中を開けて掃除してみないとわからないものです

集合煙突のスス掃除

煙突掃除

煙突掃除

ペチカの掃除が終わったら集合煙突の掃除です。いつもは屋上からブラシとロープで掃除するところなのですが、建物が高すぎて(下車庫の建物で実質3階建て)2連梯子が届かなかったので下からロッドを差し込んで掃除することにしました

室内というよりは1階の車庫の中に掃除口がありました

下から払ったススはスコップで全て掻き出し、すっかり綺麗にしました。画像には写っていませんが、この煙突掃除の時はススを吸い込まないよう専用マスクを着用しています

新しいストーブへ交換と試運転

新しいストーブ

新しいストーブ

交換する新しいストーブはお客様が家電量販店で購入してきた後継機種となります

見た目も機能もほぼ全く同じなので、取り付けも難しくありません

しかし、今までの蛇行した煙突はやめ通常の取り付け方に変更します

ストーブの交換

ストーブの交換

最短距離となるとこのような取り付け方法になります。この方がストーブへ余計な負担がかかることはありません

古いストーブはこちらで引取り処分(有料)いたしました

試運転

試運転

取り付けた後は試運転です。真新しいストーブは燃焼したときに新しいパッキンが焼ける独特の匂いと煙が発生しますが、これはしばらく使っていれば自然と無くなっていく最初だけ我慢しましょう。この際に匂いや煙が部屋に充満しないように窓を開けてよく換気しましょう

ちゃんと燃焼するかを確認するために20~30分ほどお時間をいただき、この間にストーブの性能の説明やペチカの構造をお客様に説明いたします

今回の作業は全て合わせて約4時間ほどで終了させることが出来ました

ストーブとペチカ、煙突も一挙に綺麗にしたので、これでしばらくは安心して暮らせると安堵していただきました

便利屋七道の煙突・ペチカ清掃サービス

煙突掃除のタイミングは1年に1回のお宅もあれば、3年に1回、1か月に1回など様々です

自身の使い方を考慮し、ススが溜まってきたかな??と思ったら、ぜひ弊社へお問い合わせください

近頃は遠方からのお問い合わせも増えておりますので、お気軽にご相談ください

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