引越し先まで持ってきた洗濯機を新居へ取り付けてほしい、というご依頼される方の理由として多くあるのが
「サイズが合わなくて取り付けられなかった」
「やり方がよくわからない」
といった理由なのですが、最近多くご相談されるのが
「排水口が洗濯機の下にあって排水ホースが取り付けられない」といったパターンです。
稀にマンションやアパートでは洗濯機を設置するであろう場所の真ん中に排水口が設けられているため、洗濯機を何かでかさ増し（かさ上げ）してあげないと取り付けられないことがあります。
「どうしたらいいかわからない」
「どんな部材を使ったらいいかわからない」
そんな困ったは便利屋七道の出番です。
引っ越し屋さんも困った！排水口がなぜこんな場所に・・・
洗濯機の取り付け
最近は引っ越し屋さんはトラブル防止の為にも運搬した洗濯機の取り付けまではやらない（もしくは有料）ことが増えていますが、今回の引っ越し屋さんは取り付けをしようとしてくれたようでしたが、排水口が洗濯機の下にあることと、径（サイズ）が合わないという理由から断念したとのことでした。
業者さんが取り付けてくれなくて困ってインターネットで設置業者を探していたところ便利屋七道にたどり着いたとのことでした。
かさ上げ部材の設置と排水エルボの接続
洗濯機の下に排水口が設置されている
排水口は洗濯機の下やや手前のほうに設置していました。洗濯機はこれ以上後ろに動かすことはできず、このままでは排水ホースが潰れたような状態で設置になってしまいます。
このままでは排水に問題が出てしまいます。ここはかさ上げ部材を用いて解決します。
よくみるとサイズが合わないどころかエルボ部材がないためこのままでは排水ホース内部に汚水が溜まってしまう事になってしまいます。
排水ホースの中に汚水が溜まってしまうような取り付け方をしてしまうとホース内部に洗濯水のゴミやヘドロが溜まり異臭が洗濯物についてしまう・・・
というトラブルになりますので、しっかりと流れるように取り付ける必要があります。
排水エルボの接続
これが排水口とホースをつなげるエルボ部材です。これがなかったためにサイズが合わずに取り付けられなかったということでした。
というよりも本来ならばこのエルボ部分はマンション側の設備として備え付けられていることが多いのですが・・・
ひょっとしたら前に住んでした住民の方が間違ってエルボごと持っていってしまったのかもしれません。
かさ上げ台の設置
ホースの接続の前にやっておくのが「かさ上げ部材」の設置です。以前のブログでも説明したとおり、このかさ上げ部材を取り付けることで様々なメリットが生まれます。
こちらの商品は防振機能タイプのものなので振動を緩和してくれるため騒音対策にもなります。
かさ上げ部材を設置するためには一度洗濯機をどかさなくてはいけないので、そこは力仕事となるので女性や高齢者には取り付けは難しい作業かもしれません。
高さ調整ネジでバランス調整
洗濯機というのはほんの少し斜めになってしまったり、足が浮いてしまうとガタついて洗濯時や脱水時に異音が発生してしまったり、製品の寿命を縮めてしまう原因となります。そんな僅かなガタツキを直すのが足についている「高さ調整ネジ」です。
メーカーにもよりますが、この右手前の足の部分は手で回るようになっていて、ここで微妙な高さを調節することができます。
この高さ調整ネジ使いしっかりと調整してあげることで僅かなアンバランスを直す事ができます。
床がゆがんでいるような場所ならば必ず必要ですので、ここもしっかりと見てあげましょう。
かさ上げ台によって空間にできたゆとり
かさ上げしたことで上記写真のように洗濯機の下がゆとりのある空間になり、潰れかけていた排水ホースも問題なく取り付けることが可能になりました。
かさ上げしたこととジョイントとしてエルボも取り付けたことにより排水はホース内部に貯まることなく流れていくようになりました。
古いニップルは危険！水漏れを起こさないために
古いタイプのニップル
お客様のほうで用意されていた給水ホース取り付けに必要な部材「ニップル」はビス4点止めのタイプでした。
これは一昔前に主流であったタイプのもので、今でもホームセンターにいけば安価で購入することができます。
しかし、このニップルは以前のブログにも記載したように、水漏れ事故を起こす可能性があり、ましてや中古の古いものを再使用はお勧めしません。
お客様とご相談し、新しいものに取り付けることにしました。
ストッパー付きの洗濯機専用ニップル
こちらが新しく設置したストッパー付きのニップルです。万が一給水ホースが外れてもストッパー機能が働いて水漏れを防いてくれます。
外した蛇口部分は退去時に必要になるかもしれないので、お客様に渡し保管してもらうことにしました。
万が一のトラブルを起こさないために 試運転の実施
試運転で水漏れ検査
全ての接続が完了したあとは試運転作業を行います。洗濯機取り付けの一番のトラブルは水漏れです。
設置方法に問題があれば水漏れにより大事故になります。給水ホースや排水ホースなど水漏れが起きそうな箇所を重点的に診断し、異常がないかを確かめてから引き渡します。
洗濯機内に水を最大まではり、排水と脱水を行うだけですので、おおむね10分程度で完了します。
洗濯機の設置は便利屋七道へご連絡ください
洗濯機のかさ上げ台の設置はもちろんのこと、洗濯機の取り付けや取り外しも承っております。取り付けに必要な部材が足りない場合でも対応可能です。
洗濯機設置の際にかさ上げ台を設置してほしい方はスタッフまでご相談ください。
設置費用は札幌市内の場合は￥6000～8000（税抜価格 部材台別途）で取り付け可能ですので、お気軽にお問い合わせください。
