設置されたストーブの位置が気に食わない、もう少し隣へ移動させたい、向きを変えたい、そんな事情を抱えたストーブを移設してほしいというご依頼を便利屋七道では数多くご相談をお受けしております。

新規で穴あけ（コアあけ）から行うのであれば大掛かりな工事になりますが、吸気・排気ホースを延長させるだけならば決して難しいことはありませんし、お時間もそれほどかかりません。

もし「もう少しこっちの位置だったなら・・・」と悩んでいた方はぜひお問い合わせください。

前回のストーブ取り付けのブログはこちら

１メートル隣へ　FFストーブの移設

FFストーブの移設のご依頼

先日は石狩市にて【FFストーブの移設】のご依頼を承りました。

現在設置してある出っ張った部分から窪んだ部分へ約１メートル横、３０センチ後ろへの移設工事となります。

排気は「○メートル○曲がり以内」という明確な設置ルールがあるので移設できるか心配でしたが、計算上は全てクリアできるようでした。

とはいえ曲がりも距離もある移設なので必要部材はたくさんになります

必要部材がたくさん

移設に使用する部材

今回の移設に伴い必要となる部材が上記画像となります。これらは全て使います

排気ホース・吸気ホース・灯油ホース・ソックス・etc

これだけ揃えると取り付け工賃よりも部品代の方が高く付くことも珍しくありません。

たくさんありますが、これらは全てホームセンターへ行けば手に入れることができます。

暖房機は冬に使うものですが、本体とは違い部品類は年中販売されているので、手に入れることは容易です。

難しいのは排気管　長さを計算して

距離が長いと難しい？

通常長い距離を移動させるには途中に壁への金具を取り付けて固定するのですが、今回の住宅は賃貸住宅のためビス穴ひとつ付けることが出来ません。

そうなるとこのS字となる排気管が途中で自重で曲がってしまうのですが、そこはストーブ側とアルミテープなどをうまく使い固定しようと思います。

とはいえ吸気ホースはどうしても多少の宙ぶらりんにはなってしまいます。

火傷防止の布を履かせる

排気管が排熱が通るので高い熱を持ちます。

触れば火傷を負ってしまうため上記画像の“ソックス”というものを被せて万が一のトラブルを防ぎます。

排気管が手前にむき出しになる以上、このような処置は必要となります。

灯油ホースはケチらずに

灯油ホースも届かなくなるため新規で取り付けます。

ホースは劣化するとそこから灯油が漏れてくることも考えられます。

漏れてしまえば匂いも充満しますし、床に浸透してしまうこともあります。

再取り付けの際は中古ではなく新品を使うようにしています。

設置完了

最終的にはこのような形で取り付けとなりました。

なんとか排気管はまっすぐになり、吸気管も曲がりが目立たなく設置しました。

曲がりの数や長さも全てクリアしております。

排気管は伸縮タイプを取り付けているので、まだ２０～３０センチは右側に移動させることが出来ます。

作業としては割愛しましたが、途中で配管をサンダーでカットしたり、伸縮配管を入れ替えたりと色々と手間がかかっていますので、この取り付けには２時間弱のお時間がかかっております。

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