本日は北広島市にて【煙突内部に落下してしまったスズメの救出】のご依頼を承りました。
日中の仕事のスケジュールがビッシリと埋まっている中で「煙突の中からスズメの鳴き声が・・・遅くなってもいいんで是非救助をお願いしたい」というご相談を受けました。
スズメの救助という依頼はスズメの命に関わる依頼ですので、フットワークが大事になります。
「今日はもう遅いから、明日の朝一番に行こう・・・」というわけにはいきません。
遅い時間にはなってしまいますが、早急に対応することにしました。
スズメは今どこに?変なところから声が聞こえる?
現場に到着したのは夜の9時を過ぎていました。小さなお子さんがいるご家庭ということもあり、遅い時間なので訪問時もベルは鳴らさず、作業も静かに対応しました。
スズメがいるのは煙突式ストーブの煙突の壁側部分の奥。午前中はこの煙突の差込口(壁の中)のあたりから鳴き声が聞こえたとのことですが、今は声が聞こえないので正確にどこにいるのかが把握できません。
何にしても以前おこなったスズメの救助同様ステンレスの煙突を外すことから試みます。
煙突を外してみましたがスズメは穴から出てくる様子はありませんでした。
そもそもスズメの声がした場所が煙突の差込口付近とのことでしたが、わずかに刺さった取っ掛かりにいるとは思えませんし、ステンの煙突内部にもいませんでしたし、今どこにいるのかが不明でした。
前回のようにストーブ側の方に隠れている様子はなかったので、ライトと手鏡を使って集合煙突の内部を見回してみることにしました。
すると煙突の差込口から下へ50センチ付近の場所に煤とスズメ1匹と雀の巣を確認できました。
手が届かないような中途半端な場所いることがわかりましたが、どう救出したものか・・・
差込口から下へ50センチあたりはただの煙道なのでスズメと巣は途中で引っかかっているわけではありません。
ということはこの煙突は酷い煤詰まりを起こしているということです
なぜ巣ごとスズメが?
スズメが煙突に単体ではなく巣ごと落ちているというのはどういうことか。
つまり、もともとは煙突の上に巣作りしていたのだが、風の影響か、カラスの影響か、何かが原因で円筒に落ちてしまったということです
煙突の中は分厚いコンクリートで固められているため、スズメの鳴き声に気が付かないケースも多々あります。
煙突内のスズメを救出してくれる業者もあまり居ないと思いますし、今回のように家主に早めに気がついてもらい、業者を呼んでくれたことはスズメにとって不幸中の幸いだと思います
どの方法が最適?スズメの救出方法
助ける方法は以下の2通り
①しばらく待ってスズメが自力で穴へ飛んでくるのを待つ
②下部にある煙突の掃除口から地道に救出する。
①の自力脱出はほぼ運任せになってしまうので、時間に余裕がある人ならばいいですが、煙突掃除を得意としている僕は迷わず②の下から救出する方法を選択。
下から煤つまりを解消していけばスズメは巣ごと少しずつ下へ引き寄せることができるはず。
問題は煤がかなりの量だということですが、ついでに煤つまりも解消できるので家主様にとっては一石二鳥です。
煤つまりの除去!煙突掃除!
裏の柱にコーキングで塞がってしまった掃除口の丸い蓋から煤掃除を開始します。
蓋を履けたと同時に大量の煤が雪崩落ちてきました。
依頼主様はまだこの家に引っ越してきて日がたっていないので、この煤は前に住んでいた人が溜め込んだ煤ということになります。
今回はスズメの救助に来たわけで煙突掃除を予定していたわけではなったので、煙突掃除道具を一切持ってきていなかったのが痛かったですね。次回に活かそうと思います
(煤取りは園芸用のスコップを依頼主様からお借りして作業しました)
煤の量は凄まじく、掘っても掘っても煤が上から雪崩れてきて「これいつまで続くんだ??」と汗かきながら作業を行いました。
煙突式ストーブを通常のような使い方をしていたならばここまで煤が溜まることはありません。
おそらく前回使っていた人はすすが出てしまうような酷い使い方をしていたのか、それとも何らかの故障で激しく黒煙が出て煙突内が大量の煤だらけにし、煙突掃除をしないまま退去したのだと考えられます。
退去時に室内の簡易清掃や原状回復は常識だとは思いますが、煙突内部などの見えないところは家主も清掃業者もノータッチなのでこういうことはよくあると思います。
作業開始から1時間!ついに救出の時
大量の煤を掘り続けるとついにスズメの巣(枯れ草等)が出てきました。狭い掃除口に手を突っ込み引っ張って取り除いたのですが、肝心のスズメの姿がありません。
鏡でみたときは確かに居たはずなのですが・・・
穴を覗いてみると・・・壁にスズメのお尻部分を発見!
いた!と思い、暴れる前に優しく手づかみで捕まえました
飛ばないように、潰さないように優しく捕まえました。
少し煤が付いていますが、あたりをキョロキョロ見回して元気そうです。
無事救出成功し、お客様とともに喜び合いました。
放鳥!夜空へ逃してあげる
夜目がきくのかわかりませんが、外に放してあげることに。
手を離した後少し間をおいてから夜空へ飛んでいきました。
時間は夜の10時を超えており、飛んでいったスズメを見送った後にドッと疲れが出ました。
時間はかかりましたが、スズメの命が救われて何よりです。
こういった仕事は便利屋っぽい仕事だと思いますし、達成感とやりがいも感じます。
遅い時間であろうと、苦労する作業であろうとこういったお困りごとは是非呼んでいただきたいと思います。
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以前のスズメの救出のご依頼ブログはこちら
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