雪庇が玄関フード・サンルームの上に!割れないように除去

屋根の雪や雪庇が落ちる先玄関フード(風除室)やサンルームがある場合があります。少量の雪ならばともかく、屋根から落ちてきた重たい雪が落ちてきたらまともに衝撃を受ける天板部分が破損してしまう可能性が非常に高く、そうなる前に雪下ろしなどの何らかの対処が必要になります

ほおっておいては事態が悪化してしまう、、、何とかしてほしい、、、というお困りの相談を数多く頂いております

本日は江別市にて【雪庇落とし・雪下ろし】のご依頼を承りました。これが少し難しいシチュエーションになります

傾斜屋根の雪がサンルームに直撃・・・

傾斜屋根の雪

(傾斜屋根の雪)

上記の画像が今回の雪下ろし現場となります。1階の屋根に積もった雪が傾斜に沿ってゆっくりと滑っていき、サンルームに直撃してしまう状況になっています。2階の屋根雪も相まって、大量の雪が積もり窓を覆いつくしているので、窓も決して安全な状態ではありません

このままほおっておけば雪が一気になだれこんでしまうことは時間の問題です

「割れても保険でなんとかなるから・・・」と悠長なことは言ってられません。なぜなら既にすが漏れ現象が起きているということでした。どこかに隙間があり、そこから雪解け水が浸入しているようです

サンルーム上の雪

(サンルーム上の雪)

横から見てみると既にある程度の雪が天板に乗っかっていました。雪というよりは氷の塊のような状態です。既にかなりの荷重がかかっているのか、一部欠けているのが発見できました。

こうして横から見るとサンルームに絡んでくるのは屋根の半分だけのようです

この天板は側面とは違いガラス製ではありません。ポリカーボネートやアクリル、強化プラスチックなどであり、衝撃には強い素材を採用しています。しかしそれでも破損してしまうほどの威力が雪にはあるのです

今回のような除去作業にあたることで破損の危険性が高いものは依頼主様と事前に打ち合わせしたうえで作業に当たります。最善の手を尽くしますが、それでも破損してしまう場合の補償はしておりませんのでご了承ください

サンルーム上の養生

(サンルーム上の養生)

二連梯子でサンルーム天板の目の前まで近づき、少しずつ氷を煽って除去しました。サンルーム自体には梯子を立てかけることができないため、外壁に立てかけて手を伸ばして何とか届く距離です。氷が張り付いて破損の危険もあり得ましたが、時間をかけてうまくこなすことができました。

この時点でも屋根の雪が落ちてくる可能性が無いこともないので少し危険な作業と言えます

天板の雪(氷)を除去したのち、コンパネやベニヤ板をのせて雪下ろしの際に割れないように養生しました

傾斜屋根の雪下ろし作業中

(傾斜屋根の雪下ろし作業中)

サンルームの氷割りと養生が済んでやっと雪下ろし作業を開始することができます。屋根のてっぺんから少しずつ雪下ろしをし、まず自分が転落しないよう方法を選びました。

無落雪屋根であったり、雪止めが付いていたり等条件が違えば下から雪下ろしを行うこともあります。今回はサンルームの絡みもあるのでかなり考えながら除雪しました

ちなみに今回も前回のブログ同様、依頼主様の帰宅時間に合わせて作業を開始しましたので少し暗い中で雪下ろしをしております。一般の方は決して真似をしないでください

傾斜屋根の氷

(傾斜屋根の氷)

すが漏れの原因

(すが漏れの原因)

最近よく見られる屋根の先端に分厚い氷の塊があります。この氷が悪さをする原因とも言えます。この氷が融けた雪をせきとめ、いつまでも堆積させ、大きな雪庇を誘発します。

また、これらはすが漏れを発生させる原因の一つにもなり、ほおっておいてはいけないものです。

この屋根の氷の除去が厄介なものなのです

傾斜屋根の分厚い氷

(傾斜屋根の分厚い氷)

氷の厚みは10センチ以上です。上から金属製のスコップをめいっぱい振り落としてもわずかにしか欠けません、何より力加減が難しいので屋根の板金を傷つけてしまう可能性もあるので、金デコ木槌で少しずつ壊していきました

この辺の氷はサンルームの天板に直撃する箇所になるので、コンパネで養生しているとはいえ割れた氷を手で鷲掴みして接触を避けました

今回の作業はサンルームの絡みが無ければ1時間とかからずに終えることができた案件だったのですが、難しい作業となったので2時間以上の時間を要しました。

それでも丁寧に作業できたことでこれ以上のサンルームへのダメージは避けられそうです。今後は家主自信でマメに雪を下ろしてあげることをお勧めします

落とした雪の除雪

(落とした雪の除雪)

落とした雪が散乱したので、これらも敷地内へ雪かきしました。落とした雪の除雪の有無でご負担費用に変動がありますので作業前にご相談ください

絶対に壊さないで!という要望にはお応えできません

今回のような破損物が近くにあり大変危険な状況にある、というシチュエーションの作業は便利屋七道では多くご相談を受けております

しかし、雪や氷といった自然物に対してリスクのない作業はありません

それらにおいて解決するために最善の手は尽くしますが、依頼主様側の方で「絶対に壊さないでほしい!」といった要望にはお応えできず、作業を中止する場合がございます。既に落雪でガラス等がいつ割れてもおかしくない状況で、それをリスクを負わず100%完璧に解決することはできません。

「壊れても仕方ない、それでもやってほしい」

そう言っていただける方のみ全力で対応しておりますのでご理解ください

※除雪関連のブログはこちら

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便利屋七道ではお電話・メールにてお問合せいただき、作業の打合せをいたします。

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屋根の上はお客様は上がることができないため、本当に作業が行われたかはわかりません。お客様の不安にならないように作業前と作業後のお写真をお見せいたします

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作業は夜間や早朝にも承っておりますので、お気軽にお問い合わせください