屋根のスノーダクトの排水ドレンが凍結!氷の除去のご依頼

この時期は気温がマイナスであっても太陽の光の影響もあって道路の雪が溶けて足元がべしゃべしゃになっていたります。

同時に屋根の上の雪も溶けているわけですが、屋根の排水ドレンは条件次第では凍結してしまう可能性があります。

ドレンが凍結してしまうと雪解け水が行き場を失い大きな水たまりになります。そうなると板金のつなぎ目から水が室内へ侵入し雨漏りが発生します。

こういった雪害による雨漏りを“すが漏り”といいます。

今回はすが漏り修理に緊急出動いたしました。

屋根のスノーダクトの凍結(重症)

屋根にはソーラーパネルがあり、その下にスノーダクトが通っているのですが、ダクト内部は氷でびっしり。

樋(とい)の高さを超えてまで屋根の板金部分にまで達していました。この板金の隙間から室内へ雪解け水が侵入し雨漏りしている様子、ダクト内部の水は全て凍結した模様。ここまでくると氷の除去にはとても時間がかかります。

屋根の爪部分が返しのようになっているために引っかかって氷がうまく持ち上がらない構造になってしまっているのですよね。

ドレンの位置はなんとなく想像できますが、そこにたどり着くまでに一苦労。とにかく氷が分厚い。細かく砕いたとしても全てサッカーボールぐらいの大きさになります。

屋根の板金やダクト、ドレンを傷つけないようにして砕いていくのは大変です。とくにドレンは壊れやすいですからね。

大きな氷がゴロゴロでてきます。

落ち葉があるのは絶対に駄目!

ダクトの底には落ち葉や枯れ木がたくさんありました。これが詰まりの原因の一つだと思います。これら不純物は全て屋根の上から下ろしました。

この家の裏は大きな林になっているので落葉がたくさん屋根に飛んでくるそうです。

スノーダクト内部に落ち葉が入らないように専用のダクトカバーを設置するのが良いと思います。とはいえ設置したとしても毎年の屋根掃除は必須。メンテナンスフリーになるわけではありませんよ。

ダクトカバーの設置ブログはこちらを御覧ください→(便利屋七道:スノーダクトカバー設置関連ブログ)

ソーラーパネルが原因か?

細かく氷を砕いて1時間くらいかけてようやく氷を全て除去し排水ドレンを発見。ソーラーパネルの真下にありました。

パネルは降雪でたっぷりと雪が張り付くのですが、ある程度の温かみや日光で簡単に落雪します。

そして落雪した場所がちょうどドレンの位置にあるわけです。ソーラーパネルは日光で氷柱にもなって水が滴りもします。これが原因でドレンが凍って詰まった可能性もあります。

パネルの位置は変えられないので、熱線式のダクトヒーター(ドレンヒーター)が必要かもしれませんね。

ドレンヒーターとは?

スノーダクトカバーの設置で落雪対策

とりあえず落雪で排水ドレンが生き埋めにならないようにドレン真上の部分にだけピンポイントでアルミ製のスノーダクトカバーを設置しました。※ダクトカバーにはプラスチック・ポリカーボネートなど色んな種類がありますが、今回はお客様の希望で最も耐久性のあるアルミ製を選択しました

因みにダクトカバーなんて常時持ち合わせなんてないので、近くのホームセンターまで買い出しに行ったりで大忙し。作業終了時にはすっかりと日が落ちてしまい暗くなっていました。)

とりあえずこのカバーが一つあるだけでもトラブルリスクを少しは軽減できると思います。

部屋の暖かみの問題?

今回このようなトラブルがあったのは初めて。今までと今年で違うのはこのドレンのある位置の下の部屋が暖かくなったこと、とのこと。(なんでも寒さに弱いペットを飼っているんだとか)

空き部屋だったときはストーブも付けない寒い部屋にしていたそうですが、今は常時暖かい部屋になっているそうです。

つまり部屋の熱が屋根に伝わり雪を溶かし、それが融解と凍結を誘発しやすくした可能性もあります。

こういった室内の熱が屋根に伝わっておきるトラブルはすが漏りにはよくあることです。

まとめ 原因は何?

今回はトラブルを起こした原因がたくさんありどれのせいなのかはっきりしませんが、どれも良くないことであるのは明白。

①凍結防止の熱線(ダクトヒーター)がない

②太陽光パネルからの落雪

③林が近くにあるため落ち葉がたくさん落ちてくる

④スノーダクトカバーが付いていない(落ち葉や落雪を防ぐ役割)

⑤ドレン下の部屋が温かい(今年から)

以上のどれか、あるいは上記の複合的な原因です。

雪下ろしをすれば雪解けによる水の発生がないわけですから凍結を防ぐことができるのですが、この方法は春先に向いている解決方法です。

この時期はマメに雪が降りますから解決策としては今は現実的ではありません。

⑤番目に関してはどうしようもありませんが、それ以外のことは対策することができることばかりです。

とりあえず今回は氷を除去し、落ち葉の清掃とドレン部分のみのダクトカバー設置で様子見ることにしました。

春に向けて すが漏り注意報

すが漏りというのは真冬に起きるトラブルではあるのですが、そのトラブルに気がつくのは雪解けシーズンのときになる事が多いです。

氷点下のときは凍っているために事態に気が付きませんが、雪解けしだしたら雨漏りで大慌てしてしまうことでしょう。

つまりすが漏りトラブルは2月~3月にも多発するということです。

便利屋七道では突然の雨漏り(すが漏り)に早急に対応し解決致します!

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除雪関連のブログはこちらを御覧ください→(便利屋七道:除雪ブログ

すが漏り関連のブログはこちらを御覧ください→(便利屋七道:すが漏りブログ

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