便利屋七道の小話① 落下して首を痛めた話

梯子から落ちてむち打ちになった話

便利屋七道では梯子等を使用した高所作業の依頼が多くあります。

煙突掃除、換気フード交換工事、雪下ろし、雪庇落とし、雀の巣の撤去、塗り替え工事、枝切り、屋根のドレン掃除、などなど非常に多くあります。

僕自身は高所作業が得意というか、恐怖はあまりないので平気で高いところへスタスタ登るのですが、こういった仕事をしていると恐いのが落下事故。

僕自身も何度が梯子から落ちたことがあります。

梯子が横や後ろに倒れてしまったり、足を滑らせてしまったり、雪下ろしの際は屋根から落ちたこともあります。(地面が雪の場合はほぼ無傷)

この落下経験をもとに「これくらいだと危ない、これくらいだと大丈夫」と危険ラインがわかりそれが経験値となります。ただでは落ちません。

先日も煙突掃除の際に高さ2mくらいの位置から落下しました。梯子の足が後ろにズレていって前のめりになって顔面(というよりも全身)から落ちてしまったのです。

その時は顔と右手と左手に擦り傷程度。頭はヘルメットをしていたのでダメージ無し。大した怪我もなく大事には至りませんでした。その時は。

落下トラブルが起きてから9日後の夜、寝る前に首に違和感がありました。「なんか首が痛い・・・」なんだか軽く寝違えたような感じでした。

寝る前なんだから寝違えたなんてことはないし、今日は体を痛めるような事故は起こしておりません。その日は特に気にもせず就寝しました。

そして夜中の3時。

首めっーっちゃ痛い!!

ほんのちょっとでも動かすと痛いし、寝返りも痛くてできません。当然起き上がるのもしんどいわけで、体を起こすには凄い痛みと戦わなければなりません。

この時は「なぜ痛い?なんで?なんで?」と困惑してばかりで、ソファーで座りながら眠ることにしました。が、痛くてほとんど寝られませんでした。

幸い次の日は日曜日で休みであったため仕事に影響は出なかったのですが、とにかく日常生活がしんどく困りました。何やるにもずーっと「いてて」と言ってる状態です。一気におじいちゃんになった気分です。

なぜ首が痛いのか考えた結果、9日前のハシゴ落下事故のむち打ちが原因しか考えられませんでした。ほかに痛めるようなことはなかったわけですから。

よく車の事故が起こしたときに、首が痛くて病院で診察してもらったところむち打ちと診断されたりします。仮に事故当時は全く痛くなくても数日後に痛みが出てくる、というのも聞いたことがありました。

しかし、流石に9日も前の転んだやつが今頃痛みだすなんてまさかね・・・?なんて思ったりもしたのですが、紛れもなくマジで痛いのです。

よく車の事故でのちのち被害者の人が首が痛い、なんて言い出すことありますよね。それってただ治療費がもらいたいだけでしょ?レントゲンとかに映らないことをいいことに痛いフリしてるんでしょ?悪知恵働かせてるよね!

なんて思ったりもしていたのですが、時間が立ってから痛みだすって本当なんですね。反省しました。調べたところ1ヶ月近く時が立ってから痛みだすこともあるんだとか。

湿布と痛み止めでかなり痛みが緩和されたので月曜にはいつもどおりに仕事ができたのですが、ほんと恐い体験でした。

今回は単独事故(というか自爆)だったしその時は痛くなかったので病院には行きませんでしたが、もし車でもらい事故が起きた時は痛くなくても病院には行ったほうがいいんですね。

もう少し自分の体を大事にしようと思います。以上、便利屋七道の小話でした。

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