こんにちは、便利屋七道です。
本日は札幌市北区の戸建て住宅のお客様より、【板金屋根の塗り替え(塗装)工事】のご依頼を承りました!
普段、地上からではなかなか確認することができない「屋根の上」。北海道の住宅のほとんどを占める板金屋根は、厳しい冬の雪や夏の強い紫外線を浴び続けることで確実に経年劣化が進んでいきます。放置するとサビが発生し、最悪の場合は穴が空いて高額な張り替え工事が必要になってしまうことも……。
今回は、なぜ板金屋根の定期的な塗り替えが必要なのかという理由から、当店の実際の5つの施工工程(ケレン・高圧洗浄・下塗り・中塗り・上塗り)の様子まで、写真を交えて詳しくレポートいたします!
目次
1. 北海道の戸建て住宅の90%以上が「板金屋根」である理由
本州や関東地方では瓦屋根やスレート屋根など様々な材質の屋根が見られますが、北海道(札幌などの雪国)の戸建て住宅では、実に約90%〜95%が金属でできた「板金屋根」となっています。
これには雪国ならではの理由があります。無雪屋根(ダクト形状のフラット屋根)や、雪を自然に滑り落とす勾配屋根など、冬の厳しい積雪・落雪の衝撃に耐え、凍結や雨漏りを防止するための防水性・耐雪性に最も優れているのがガルバリウム鋼板やトタンなどの金属板金だからです。
2. なぜ塗り替えが必要?放置すると危険な劣化リスクと理想のタイミング
頑丈に見える板金屋根ですが、金属である以上、年月の経過とともに塗装が剥げて経年劣化を起こします。
【塗り替えを怠り、放置してしまうと……】
① 紫外線の影響で表面の保護塗膜が薄くなり、色が褪せて剥がれてきます。
② 保護膜がなくなると金属が直接空気に触れ、激しい赤サビが発生します。
③ サビが進行すると板金自体が腐食して歪み、最終的には穴があいて雨漏りを引き起こします。
屋根に穴があいてしまうと、もはや塗装工事では修復できず、屋根全体の張り替えや葺き替えといった数百万円規模の高額なリフォーム費用がかかってしまいます。
【塗り替えの理想的なタイミング】
普段屋根の上に登ることがないため、住民の方が劣化のサインに気づくのは非常に困難です。目安としては「新築または前回の塗装から10年〜15年」、理想的には「10年に1度」の頻度で定期的に塗り替え工事を行うことで、大切なお家をサビから守り、常に綺麗で頑丈な状態を維持することができます!
3. 失敗しない屋根塗装!プロが行う基本の「5つの施工工程」
屋根塗装はただ上からペンキを塗れば良いというわけではありません。塗料を長持ちさせるためには「下地処理」が最も重要になります。便利屋七道では以下の基本5工程を守って施工しています。
- ケレン作業(ヤスリ掛け・足付け作業)
- 高圧洗浄(古い粉塵や土埃の洗い流し)
- 下塗り作業(錆止め塗料の塗装)
- 中塗り作業(塗料1回目の塗布)
- 上塗り作業(塗料2回目の仕上げ塗布)
4. 【施工レポート】札幌市北区にて過酷な猛暑に負けず板金屋根をロイヤルブルーへ塗替え!
今回は札幌市北区の戸建て住宅にて、足場を設置して屋根塗装作業を行いました。その工程を順番にご紹介します!
工程1:ケレン作業(あえて傷をつけて密着度を高める!)
【写真1:長柄の先に『もじゃもじゃ(スポンジヤスリ)』を取り付け、全体を念入りにケレン作業します】
塗装作業において最も重要なのがこの「ケレン作業」です。紙ヤスリや専用の研磨スポンジ(通称:もじゃもじゃ)を使い、屋根表面の細かい汚れや浮いた塗膜を削り落とします。
そして何より重要なのがあえて屋根表面に細かい目に見えない傷をつける(足付けする)ことです。表面をザラザラにすることで、新しく塗る塗料の喰いつき(密着性)が飛躍的に高まり、塗膜が長持ちするようになります!
この日は気温が非常に高く、太陽の照り返しで屋根の上は「目玉焼きが焼けるのではないか」と思うほどの酷暑でした。空調服やヘルメットを着用し、1日2リットル以上のスポーツドリンクで塩分・水分補給をしながら熱中症対策を万全にして作業を進めました。
工程2:エンジン式高圧洗浄で汚れを一網打尽
【写真2:エンジン式の強力な高圧洗浄機で、汚れや粉塵を綺麗に洗い流します】
ケレン作業で出た細かい粉塵や、長年溜まった土埃を完全に洗い流すため、高圧洗浄を行います。お客様のお宅の散水栓からお水をお借りし、強力な「エンジン式高圧洗浄機」を使用して高圧の水圧で一気に汚れを吹き飛ばしていきます!
洗浄を行うと屋根が濡れてしまうため、この日はここで作業終了。しっかり丸1日置いて、2日後に完全に乾燥した状態からいよいよ塗装作業へと移ります。
工程3:錆止め塗料による下塗り作業
【写真3:下塗り作業。上塗り塗料と板金とをしっかり密着させる接着剤の役割を果たします】
【写真4:屋根全体の錆止め(下塗り)塗装が完了した状態です】
屋根が乾いたら、1回目の塗装となる「下塗り(錆止め塗料)」を塗っていきます。下塗りは、板金素地と上塗り塗料をしっかり繋ぐ「接着剤」のような役割を果たし、将来的な塗膜の剥がれを大幅に軽減します。
今回は最終的な仕上げに濃い青色(ロイヤルブルー)を塗るため、下塗りの錆止めには相性の良いマットな「黒色」を使用しました。元の屋根の色と似ているため分かりづらいですが、端から端までしっかりとムラなく塗り込んでいます。
工程4:ハゼ部分の「ダミ込み」と「中塗り作業」
【写真5:ハゼの立ち上がり隙間へ、刷毛を使って塗料を入れ込む『ダミ込み』作業】
【写真6:ダミ込み後、ローラーで全体へ青色の中塗り塗料を転がして塗っていきます】
板金屋根には「ハゼ」と呼ばれる立ち上がりの継ぎ目ラインがあります。この部分は凹凸がありローラーだけでは塗料が奥まで届かないため、あらかじめ刷毛(ハケ)を使って1本ずつ丁寧に塗料を入れ込む「ダミ込み作業」を行います。
先にハゼのダミ込みを終えておくことで、後からローラーで平面を塗る際に効率よく、かつ塗り残しなく綺麗な塗膜を作ることができます。
【豆知識:中塗りと上塗りを同じ色で塗るメリット】
業者によっては手抜き防止(2回塗った証明)のために中塗りと上塗りでわざと色を変える場合があります。しかし、色が違うと数年後に経年劣化で表面が少し擦り減った際、下に塗った違う色が透けて見えてしまい、非常に見た目が悪くなるという大きなデメリットがあります。
そのため当店では、長年綺麗なお家を保てるようお客様のメリットを第一に考え、中塗りと上塗りには同じ塗料・同じ色を使用しています。もちろん「本当に2回塗ったのか」ご安心いただくため、当店では施工途中の写真を細かく撮影し、お客様へお見せできるよう管理を徹底しております!
工程5:上塗り作業で厚みのある塗膜を完成!
【写真7:仕上げの上塗り作業。同じ色ですが乾く前のツヤで塗り漏れがないか確認しつつ塗り進めます】
【写真8:作業完了!見違えるように綺麗なロイヤルブルーの屋根に仕上がりました!】
最後は仕上げの「上塗り作業」です。中塗りの上からもう一度重ね塗りすることで、より分厚く頑丈な保護塗膜が作られ、耐久性が一気に上がります。
この時期は天候が非常に不安定で、急な雨により作業を中断することもあり、全工程で約1週間〜10日ほどかかりましたが、無事に一人で高品質な屋根塗装を完了させることができました!
5. 【過去の実績】便利屋七道によるウッドデッキ・各種塗装作業ブログはこちら!
便利屋七道では屋根の塗装工事だけでなく、ウッドデッキや物置、外壁、灯油タンクなど、あらゆる場所の塗装メンテナンスを行っております。当店の過去の塗装実績については、ぜひ下記のリンクよりご覧ください。
6. まとめ:10年に一度の定期メンテナンスで大切な愛着あるお家を綺麗に長持ちさせましょう!
屋根は普段目につかない場所だからこそ、知らず知らずのうちにサビや劣化が進行してしまいがちです。「そういえば10年以上何もしていないな」「うちの屋根の状態はどうなっているんだろう」と不安になられた方は、手遅れになって穴が空いてしまう前に、ぜひ一度お気軽にご相談ください!
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