一昔の家電の比べて最近・最新の家電製品はとてもデリケートなものです。
昔は叩けば直る家電もたくさんありましたが、今は安全性を第一に考え不具合があれば自動で機能を停止してくれるものが一般的となりました。
個人的には安全性を第一に考えているが故にエラーによる機能ストップが起きやすくなっているんじゃないかなぁと思っています。
洗濯機も例外ではなく、機能が増えたために、安全性が向上したために様々な安全装置が取り付けられており、どれか一つでも引っかかればエラーが起きます。
洗濯機のエラーで最も起きやすく深刻なのが「排水詰まりエラー」です
ある日洗濯機が動かなくなったら・・・
本日は札幌市西区にて【ドラム式洗濯機の排水詰まり直し】のご依頼を承りました。
洗濯機が壊れてしまえば毎日着る服が洗濯できず、あっという間に服の山になります。
僕自身も毎日洗濯機を回していますが、家族の多い家庭の場合は1日に2~3回回すことも多いと思います。
洗濯機はほぼ毎日使う生活必需品家電でありなくてはならないものです。そんな洗濯機が突然エラーサインを出し停止していたらパニックになることでしょう。
今回の洗濯機は日○製のドラム洗濯機。エラーサイン「C02」を表示し、脱水時に水が排水されず機能停止していました。
この機種のエラーサインC02は『水が溜まったまま排水されない』というエラーです。
排水詰まり 主に考えられる故障原因は?
①糸くずフィルターや異物トラップに糸くずなどが詰まっている
ゴミクズを回収してくれるフィルターが詰まっている状態です。これはお客様でも簡単に直すことが出来ます
②排水ホースが正しく取り付けられていない
排水ホースは途中で上下に曲がっていたり、踏まれて潰されていたりする場合に排水が出来ず起きる状態です。設置方法の問題ならば初期にすぐにわかるものです。ホースの潰れに関しては、多くの人が洗濯機の左右の隙間に荷物や棚を設置するため、それがホースを潰してしまうことがありますので、設置に関しては十分に注意しましょう
③排水ホース、排水口、排水トラップなどが詰まっている
最も多い原因がこちらになります。詰まった原因は様々ですが、服の繊維、柔軟剤や油などの混合ヘドロなどの不純物が排水トラップに詰まっているケースがほとんど。
上記のどれがかに該当するとエラーサインが出て機能停止します。
①と②はお客様自身でも比較的手直ししやすいですが、③に関しては面倒な作業であり自分たちでは中々出来ないこと場合が多くあります。
排水ホースが洗濯機の下にあるケースは難しい
戸建住宅ならばともかく、アパートやマンションの場合はドラム洗濯機の設置場所はギリギリのギチギチになるのがほとんど。
そういう設置場所によくあるのが洗濯機設置場所の真下に排水口が設けられていることです。
画像のようにかさ増し部材を使用すれば問題なく設置は出来ますが、今回のようなケースだと排水トラップから排水ホースを取り外すには狭ずぎて作業が不可能になります。
こうなると最悪の場合は重たいドラム洗濯機を一度手前に移動させなければならなくなるので、面倒なだけじゃなくかなりの力仕事になります。これじゃあもう自分たちで何とか直すのは難しいですね
ホースを外すときは排水に注意
今回は何とか隙間に手を伸ばしホースを外すことが出来ました。
排水ホースを外す際に注意なのがホース内の水が大量に出てくる可能性があるということ。
ホースの長さを考えると軽くコップ1杯以上の水が出てくるので、大きめの雑巾や桶・バケツ等が必要になります
因みに、エラーが出て機能停止しているのならば通常なら洗濯機内部に溜まってしまっている水は排水ホースを外しても出てくることはありません。
ホースを外すとホース内に溜まった排水だけが溢れてきます
エルボ部分に既にゴミが詰まっている
排水ホースを外すとエルボのトラップパーツが出てきます。この部分は根本の銀色部分を回してあげることで簡単に取り外しが可能です
エルボの穴を覗いてみると大量のゴミで詰まっているのが確認できました。
これは後ほど掃除します
エルボを外すと今度は排水口(排水トラップ)が出てきます。
この排水トラップは内部で形がS字になっており、下水の匂いが室内に入ってこられないようになっています。
この形の性質上どうしてもこの部分にゴミやヘドロが溜まりやすい場所でもあるため、最も原因となる箇所です。
案の定この部分でゴミが大量に詰まり隙間が全くない状態になっていました。
ここが発端となり、エルボ部位も詰まらせ、排水ができなくなったのが原因です。
念の為排水ホースの中も確認しましたが、こちらは比較的綺麗でヘドロ一つありませんでした。
ここも詰まってしまうこともありますので、ちゃんと確認しましょう
詰まったゴミとは?掃除しましょう
ゴミの詰まったパーツは歯ブラシのような細長いブラシがあれば洗剤を使うこともなく簡単に綺麗にすることが出来ます。
詰まったゴミを解体してよく見てみるとその殆どが服の生地でした。
こういった細かな糸くずは糸くずフィルターがゴミを拾っでくれるはずなのですが、細かな繊維は通り抜けてしまうのか、それともフィルターに穴でも空いているのか、原因はわかりませんがフィルターを通過して排水トラップに少しずつ蓄積していって溜まってしまったのだと思います。
繊維以外には固形の柔軟剤なども絡んでいました。これらが溜まった先に排水ヘドロも溜まっていき詰まらせてしまったのが原因です。
取り付けと試運転
掃除が完了したら元通り取り付けます。取り外した工程と今度は逆の順番で取り付けます。
取り付けが完了したら忘れずに試運転を行うことが必須です。
排水ホースを外したりしているので、少しでも不具合があれば水漏れを起こしトラブルの元となります。
主に排水ホースの接続部分を中心によく確認しながら脱水運転を見守り、以上がないかを点検しましょう
便利屋七道では今回のような「洗濯機の水が排水されない!」といったトラブルにも対応致しております。
万が一のトラブルの時は即日対応も致しますので、お困りの際はお気軽にお問い合わせください。
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