ペチカの煤掃除のご依頼 構造と正しい使い方とは?便利屋七道

便利屋七道です

便利屋七道ではまだまだ繁忙期の真っただ中です

予約がなかなか取れなくてご迷惑をおかけしているお客様もたくさんいらっしゃいますが、そんな中でも「遅くなってもいいんで待ってます^^」と言われると「頑張らねば・・・」とモチベーションが上がります

もともと人助けが好きで便利屋をやっておりますので、こういった言葉は嬉しく思います

ペチカをよく知ることが大事

本日は江別市と札幌市厚別区にて【ペチカ・集合煙突】のご依頼を承りました

使用している煙突ストーブはTOYOTOMIです。ペチカで比較的見かける製品ですね。

現在多くのメーカー様が様々なストーブ商品を出しておりますが、現在販売している製品全てペチカ専用・ペチカ対応とは謳っておりません。

サンポットの型式“KSH-10K7”に関しても多くのペチカに取り付けられているようですが、その他の製品と同様に決してペチカ専用・対応製品ではありません。(サンポット様にも問い合わせましたが、やはりペチカ設置に関しては明確なOKの回答は得られませんでした)

ペチカというのは各家庭で形やサイズが多種多様であるため気難しいところがあり、ストーブの故障に関するトラブルが多く存在します。

故にメーカー様の方ではペチカに設置したことによる故障や不具合、トラブルは保証の対象外であり、責任は持てないというスタンスとなっております。

いろんな暖房メーカーに連絡をしましたが、現在ではペチカに設置できるストーブ選びというのは難しい現状があります。

ペチカを使用しているご家庭はまだまだたくさんあるのに、肝心のストーブがペチカ対応不可の物ばかりで今後困ってしまうご家庭がたくさん増えると思います

しかし、対応不可とはいえ各ご家庭で不適合の烙印を押されている煙突ストーブを設置しているお家はたくさんあり、その多くが問題なく?稼働しておりますが、

そもそもペチカというものをよく知らず使用方法を間違えると、ストーブには何らかの負荷がかかります。

結果、寿命が短かったり、すぐにエラーになったり、買ったばかりのストーブがすぐにススだらけになったり、ペチカユーザーからはいろんなご意見をいただいております

ストーブの故障は時に命や生活を脅かします。やはり大切なのはストーブの機種というよりも“ペチカの使い方を知ること”です

上記画像のペチカは画像を見てわかる通りストーブの上部のレンガ部分が黒く煤けています

「煙突付近からススが逆流してくる。ペチカ内部が詰まっているのではないか」と不安になり清掃の依頼をしたとのこと

ペチカが原因でススが出てるのか、ストーブの故障でススだらけなのか、どちらが原因でこうなったのかは定かではありませんが、まずはペチカを完全に綺麗にし、正しいペチカの使い方をして、それでもススが出てくるのならば暖房機のほうに原因があるということでしょう

ペチカの内部構造

今回のペチカはこのような内部構造です

水色の楕円形は点検口(掃除口)です

ストーブの煙突から出た排気はまずはA地点からスタートしB,C,Dと順番に通り集合煙突Eへ通過します

このペチカは風量を調節するダンパーが2か所あり、それぞれダンパー①と②は違う使い方をします

ダンパー①を閉め、ダンパー②を開けることで排気熱がペチカ内を迂回し蓄熱して集合煙突へ流れていきます

ペチカ使用時の点火から消火の流れ

❶暖房機をつけて、煙、煤が多く火力に勢いをつけたい初期時はダンパー①②は開けたままにし、最短距離で煙突へ煙を逃がします。この際に集合煙突内で上昇気流(煙突効果)ができます(※煙突効果とは??)

❷火力が安定し、ストーブも蓄熱・煙も出なくなったらダンパー①を閉め(または閉め気味)、ペチカへ蓄熱が始まります。ダンパー①と②の解放を調節する事で蓄熱量・火力も調節ができます

(通常使用)

❸ストーブを消す際は、ファンも完全に停止したらダンパー①を閉じ、わずかにダンパー②を解放しておきます
これで排熱が集合煙突へ逃げていかないので、ペチカは長く暖まり続けます

※ペチカは各家庭によって構造が違いますので、あくまでこのペチカの使い方とお考え下さい


 

今回のペチカは10年以上掃除をしていなかったそうです

そのため、全体的にススが溜まっておりました

ペチカ内の横引きの部分(ライトで照らしている箇所)ですが、煤ではなくタール状になることがありますが、このタール部分は煙道火災にはなりません
これは、煉瓦(レンガ)の吸熱が大きいため、煙道火災になるほど煙道が高温にならないためです

このペチカの蓋(掃除口)が固着し開かなくなって掃除を断念するお客様や業者が多くいます

僕自身もどうしても開かなくて泣く泣く断念した経験があります

ペチカはメンテナンスが必要な設備ですし、簡単に交換・修理ができるものでもありませんので、長く放置するのはやめましょう

 

ミニスコップで何杯分もススがでてきます

これらが溜まると排気がうまく流れていかなくなります

10年以上掃除をしていなかったとのことですが、なるべくはもっと短い間隔で掃除をしたほうがストーブの負担にならないと思います


ペチカと集合煙突は必ずセットになっています

多くのお客様がペチカと集合煙突をセットで掃除の依頼をされます

もうそろそろ雪が降り始める季節なのですが、基本的には雪が降っていても雪が積もっていても煤払い作業をすることは概ね可能です(こちらが作業しづらいだけです)

ただし、清掃作業を始める1時間前くらいに暖房機を停止する必要があるため、清掃の時間も考えると2~4時間ほど寒い思いをしてしまいますので、注意が必要です

※電気ストーブやポータブルストーブなどの機器は使用してもOKです

便利屋七道の煙突・ペチカ清掃サービス

煙突掃除のタイミングは1年に1回のお宅もあれば、3年に1回、1か月に1回など様々です

自身の使い方を考慮し、ススが溜まってきたかな??と思ったら、ぜひ弊社へお問い合わせください

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