本日は北広島市大曲にて【雪庇落とし(除去)】のご依頼を承りました
雪庇落としのご依頼を頂く理由として
❶自分の家が破損しないように、直撃しないように
❷隣家への配慮 トラブル防止
❸雨漏り・すが漏れの修繕
主に以上の3点があげられます
とくに❷番の近隣への配慮を考えたものが圧倒的に多く、皆さん自分のためではなく周りの迷惑のことを第一に考えるようですね
今回のご依頼もお隣の家へ雪庇が直撃してしまうことを心配されてのことでした
向かって左側の屋根の面が今回の除去場場所になります
一見小さな雪庇にみえますが、すぐ向かいはお隣の住宅の玄関。毎回少しずつ大きくなって恐い思いをしていたとのことです
なにより緩いとはいえ傾斜のある屋根はいつ勢いついた氷の塊が落ちてくるか分かったものではありません。大げさに言えば時限爆弾のようです
時期的にほおっておいても大きくなるばかりで小さくなることはありません。今のうちに対処したほうがいいですね
雪庇の落とす先は人が出入りする通り道です。隣人への声掛けはもちろんのこと、知人や配達員さんが通る可能性は十分にあります。事態を知らせるためにもカラーコーン(パイロン)とポールを立てて張り紙をし、危険を周知させてから作業に当たります
雪下ろし関係の仕事の場合はこういった配慮が大事だと思います
雪下ろしといえば傾斜に沿って下へ雪を投げることが多いですが、向かいはお隣さんの土地です。まっすぐにではなく、左右(正面・裏面)に雪を運びました
雪下ろしを行った後に下ろしたものを除雪する手間も省けますし、万が一の落雪の直撃(人・住宅)も防ぐことができます
この屋根は比較的最近塗り直したのか、緩い傾斜でも非常に足元が滑ったため安全ロープは必須でした
30分程度で雪はほぼ下ろし終えました
しかし、ここで終わりではありません。まだ屋根の先端に氷の分厚い雪庇が残っています
こういったシチュエーションの場合は雪を全て下ろし終えてから雪庇に手を出します。雪下ろし時の転落防止のためでもありますが、あまり体重をかけて踏み込むと一気に崩れる可能性もありますので頼りにはできないですね
分厚い氷は金属スコップではビクともしません
そんな時はツルハシでテコの原理で使えば簡単に壊すことができますが、個人的には金デコという鉄の棒を使って滑らせるようにして壊していきます
どんな道具を使うにしても重要なのが屋根の板金が傷つかないように角度や力加減を調整して進めていくことがポイントです。氷が硬いからって何も考えなしに力いっぱい突いたら屋根がへこんでしまうことも考えられます
落とした氷の雪庇は通り道にビッシリと埋め尽くしていました。今回は人為的に落としていますが、時間が立てば自然とこのようにたくさんの雪庇が落ちてきたはずです
氷の厚みは平均で13センチ。これではスコップが歯が立たないのも仕方ないですね。ここまで厚くなるとしたから突いても壊れません。屋根の上から少しずつ壊していく方法しかないのです
これでも屋根の峰に沿って細かく氷を砕きましたが、一つ一つの氷の重さは3キロ~25キロまであります。直撃したら外壁も人も一溜まりもありません
あまりに重いのでスコップやスノーダンプで運ぶのは難しいので、手で持ってほおり投げるようにして片付けました
除雪・雪庇落としの費用はこちら
・『除雪』1名1時間3000円+出張費
・『屋根の雪下ろし』1名1時間4000~5000円(屋根の勾配や状況により)+出張費
・『雪庇落とし』一か所8000~12,000円(大規模な状況の場合は変動あり)+出張費
(雪庇+雪下ろしの場合は雪庇費用は6000~10,000円となります)
※1 除雪と屋根の雪下ろし作業は時間制となりますので積雪量や作業箇所・排雪場所によって料金が変動いたします
※2 排雪サービスはおこなっておりませんので、ご了承ください
お問い合わせ時に詳しく状況を教えていただくようご協力下さい
※除雪関連のブログはこちら
より良いサービスをするために
便利屋七道ではお電話・メールにてお問合せいただき、作業の打合せをいたします。
隣家へご迷惑になる可能性がある場合は隣人のお宅に作業をする旨ご挨拶をいたします
屋根の上はお客様は上がることができないため、本当に作業が行われたかはわかりません。お客様の不安にならないように作業前と作業後のお写真をお見せいたします
もし当日キャンセルの場合でもキャンセル料をとるようなことは致しませんので、もしご都合がつかなかった場合や、別の人に作業してもらった場合などはご相談ください
作業は夜間や早朝にも承っておりますので、お気軽にお問い合わせください