屋根のスノーダクトに木のスノコは要注意!ドレンが詰まる可能性があります!

やせ細ったスノコは放置してはいけません

無落雪型屋根のお家はスノーダクト内に落ち葉やゴミが入らないようにスノーダクトカバーを設置していることがあります。

カバーを設置しておけば落ち葉や枝木の混入を大幅に防ぐことが可能になり、万が一の排水口詰まりを未然に防ぐことができます。

(※完全に防ぐわけではありませんし、限界はありますが・・・)

設置するのは専用のダクトカバーが望ましいのですが、それ以前はスノコを敷いていた住宅が多くありました。

スノコはプラスチック製か木製のものが主であり、ある程度の大きさのゴミに関しては防いでくれますが、性能は少しイマイチといったところです。

場合によってはスノコのせいで詰まりを起こしてしまうことだってあるのです。

屋根の上に木が・・・スノコや風でズレた??

今にも落ちそうなスノコの破片

今にも落ちそうなスノコの破片

「屋根の上に木の板が見えている。きっとスノコが台風でズレているんだと思う。落ちそうになっているから撤去・点検してほしい」とご依頼を受けました。

現場に到着し屋根を見上げると屋上から木片が1mほど飛び出しているのが見え、たしかにスノコがズレているような印象を受けました。

以前も同じような現象が起き、放置していたところ落下した木片が隣家に当たり傷つけてしまったというトラブルが起きてしまったらしいのです。

またトラブルが起きないように未然に対処したいとのこと。

屋根の上に上がるには二連ハシゴが必須でしたので、慣れた人でないと状況を確認しに行くことすらできません。

上記画像にあるように、屋根の上には長さ4mほどの長い木が落ちそうになっていました。

木製スノコが枯れて脆くなっている これはよくありません

やせ細ったスノコは放置してはいけません

やせ細ったスノコは放置してはいけません

こちらがスノーダクトを覆っていた木製のスノコです。

かなり長い間屋根の上に設置されていたこともあり、スカスカで脆くなった状態でした。

錆びた釘では役に立ちません

錆びた釘では役に立ちません

スノコのつなぎ目は釘で固定されているわけですが、釘はサビで引っ張れば簡単にすっぽ抜けてしまうまでに劣化していました。

これでは台風で簡単に外れたりしてしまうことも頷けます。

木製のスノコは長いこと雨風や太陽光に晒されてあっという間に劣化していきます。

設置してからもう10年以上はたっているらしいのですが、これではもう役に立ちません。

むしろ木製スノコは腐食が進んで少しずつ崩れていき、それがルーフドレンを塞いで詰まらせてしまう事例がたくさんあります。

雪が降ってしまうと手が出せなくなってしまうので、スノコは今のうちに撤去してしまいましょう。

解体してロープで吊り降ろし作業

ロープで吊り降ろし作業

ロープで吊り降ろし作業

長さ4mのスノコは脆くなっていたため一気にロープで吊り降ろすのは危険でしたので、細かく解体してナイロンの袋に詰めてから吊り降ろすことにしました。

幸いスノコは脆くなっていたので時間もかからず素手で簡単に解体することができ、乾いたスノコは重量も軽くなっていたため吊り下げも簡単に行えました。

ちなみに今回は夕方5時くらいから作業をおこなっています。こういった作業はあまり夜間に作業するのは好ましくはないのですが、スノコが落ちそうという緊急性の高いご依頼だったため先延ばしにせず当日作業となりました。

なお、夜間でも問題なく作業ができるよう装備は整っていますので、暗くて作業ができない等の支障は全くありません。高所作業も夜間作業ももう慣れたものです。

ついでに屋根も清掃!木片などで詰まっていました

やはりドレンが詰まっていた

やはりドレンが詰まっていた

スノコを撤去すると案の定スノーダクト内はゴミでかなり詰まっていました。

ここ最近は雨が降っていなかったはずなのに、そこそこの水たまりとなってヘドロの塊のようになっていました。

今回はスノコの撤去のご依頼でしたけど、こういった状況なのでついでにダクト清掃も実施しました。

今回はスノコが風でズレたからこのように屋根の上に上がる機会がありましたが、これがもしスノコが飛ばされずに冬シーズンを迎えていたらドレンの詰まりが進行し雨漏りなどのトラブルを引き起こしていた可能性が高いです。

つまり今回詰まりを発見できたのはたまたまであり運が良かっただけということです。

幸い雪解け前に清掃作業を実施できてよかったと思います。

排水の中に落とさないように掃除

排水の中に落とさないように掃除

ヘドロが溜まっていました

ヘドロが溜まっていました

ルーフドレン周りは特に木片のゴミが多く、おそらくスノコの一部が崩れて排水口を詰まらせてしまったのだと思います。

木製のスノコを使用するときの最も危惧しなくてはならないのがこの木片の詰まりです。

毎年スノコに異常がないか屋根点検をしているのならばともかく、そういったマメなことをしている人は殆どいません。

むしろ「スノコ(ダクトカバー)を設置しているから大丈夫」と思って点検をしない人さえいます。

ゴミが入らないように設置したスノコのゴミで詰まりを起こしてしまえば本末転倒です。

定期的な点検は必ず行いましょう。

もしスノコの劣化が見られる場合はトラブルが起きる前に早めに交換・撤去などの対応をしておきましょう

清掃後はすっかり綺麗に トラブルを未然に防ぎました

すっかり綺麗になりました

すっかり綺麗になりました

撤去後はゴミで遮られていた水がほぼ全て排水へ流れていきました。

マイナス気温になって凍ってしまう前に清掃できてよかったです。

もし今回の掃除を行わずに冬シーズンを迎えていたらドレンが氷で詰まり、解氷と凍結を繰り返しやがて雨漏り・すが漏れを起こしていた危険性があります。

すが漏れを起こすと室内はものすごい量の水が侵入してきてとんでもない被害が出ますので、気になる人は一度屋根を点検しましょう。

とくに「木製のスノコを設置している家」「屋根の清掃を一度もしたことがない家」「近くに大きな樹木がある家」は要注意です。

回収したゴミは全部で重さ4キロ位。たっぷり水分を含んでかなりの重量となりました。

木片やヘドロだけじゃなく、風で飛んできたのであろう食べ物の容器などもありました。スノコがイマイチ効果を発揮していなかったのですね。

スノコはダクトカバーに比べると隙間が大きいのでどうしてもゴミがスノーダクト内に混入してしまいがちです。

無いよりはマシですが、安心していいものではありませんね。

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まもなく本格的な冬がやってきます。雪がたくさん降りますとダクト清掃が困難になってきてしまい、春まで清掃ができなくなってしまいます。

※雪が積もっても清掃作業は可能ですが、雪下ろし作業分金額が増額しますのでシーズン前のお早めの清掃をお勧めしております

冬の間は雪と氷の壁で何らトラブルが起きなくても、春先の雪解けの季節に冬に傷んだダクトや屋根から雨水が侵入し深刻な雨漏り(すが漏り)が起きる可能性があります。

そうなる前にきちんと冬支度を済ませておきましょう。

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