毎年1~2月は除雪の仕事が9割なので若干退屈でしたが、最近はやっと雪がすっかり無くなったので久しぶりに除雪以外の依頼ばかりこなしています。
色んな仕事ができるのは便利屋の醍醐味であり魅力ですよね。仕事が飽きないです。
4月に入ると一気に忙しくなり一部の依頼を受けられない状況になりがちなので早急な対応ができないことがでてきます。
もしご依頼の際はお早めにお問い合わせください。
煙突配管に大きな穴!なぜ空いたのか?
今日は煙突の修理作業に来ました。煙突式ストーブのステン(またはホーロー)の煙突というのは基本的には交換が必要ありません。
室内での使用であれば20年くらい使用していても何も問題ないでしょう。(薪ストーブを使用している場合は排気温度が高いため穴あき故障が起きることはあります)
しかし、室内側は通常問題ありませんが、外に飛び出している部分がある場合は要注意。流石に20年も外で風雨や雪にさらされていると穴が空いたりサビが発生したりすることはあります。
今回は煙突式ストーブの煙突が室内から一度外へ飛び出し、90度エルボで横へ曲がってから集合煙突へ繋がっているタイプの設置方法でした。築35年以上の古い住宅ではたまに見かけます。
この90度曲がったホーローの煙突部分に大きく穴が空き排気ガスが漏れたり風が吹き込んでしまう状態となっていました。
では何故穴が空いてしまったのか?
考えられるのは、部屋の中から流れてきた暖かい排ガスはこのエルボ部分を通って集合煙突へ繋がり屋根の上で外へ排出されます。
部屋の中までは暖かった排ガスもこのエルボ部分で外気温によって急激に冷やされ、それによって結露を起こし内部で水滴が発生。
このエルボ部分は曲がり角が蛇腹状になっているので水も長く溜まりやすい形状になっているため内側から錆びて穴が空いてしまったのでしょう。
まぁ構造上仕方のないことですね。
この配管部分は新築当初から設置されていたものらしいので、おそらく40年くらい前のものらしいです。かなり頑張ったほうですよね。
ホーローとは?
通常よく見かける煙突配管は銀色のステンレス製です。値段も安く市場に多く出回っているものはほとんどステンレス製です。
銀色のステンレス製に対し、この肌色(白色)の配管はホーロー製というものです。表面にガラス質の釉薬(ゆうやく)を高温で焼き付けたものです。鍋やヤカン、タッパーなどでよく見かけます。
優れた耐久性、耐熱性、耐酸性なのでステンレス製に負けない耐久性があるのが魅力です。弱点は打撃や衝撃で表面のガラスコーティングが割れると一気に劣化して錆びてしまうこと。
ホーローの特徴は詳しくはこちらを御覧ください→(和平フレイズ公式ブログ)
煙突に穴が開くとどうなる?
今回のような箇所に大きな穴が空くとどのようなトラブルが起きるのか。
風が吹き込んでストーブから「ボンッ!!」と音がなり、煙突の繋ぎ目から煤が出てきたり、ストーブ本体に煤が発生したり、火が消えたりするトラブルが起きます。
集合煙突に繋ぐことで上に向かって排ガスが出ていくことでドラフトが発生し、それが排ガスを更に円滑に流してくれるわけです。つまりストーブの燃え方に影響が出てくるというわけです。
こんなに大きな穴が空いてしまうのは危険ですので煙突交換が必須です。
あと、経験上こういった穴は雀が巣を作りがちです。不完全燃焼や駆除など余計なトラブルや出費が発生してしまうので注意しましょう。
→(煙突配管内部にスズメが巣を作ったブログはこちらをクリック)
新しいホーロー配管へ交換
交換後はこちら。全く同じものと入れ替えました。これでまた30年くらいはもってくれると思います。
交換は簡単そうに見えるのですが、配管がピッタリでまったく余裕がないので付け替えるのは意外と苦労します。
高い位置ですし、慣れない人では難しい作業となりますのでお困りの際は便利屋七道へご相談ください。
過去の煙突修理ブログはこちらを御覧ください→(便利屋七道:煙突修理ブログ)
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