スノーダクトの凍結 除去・解氷のご依頼

便利屋七道の松本です。先日札幌市北区にてスノーダクトの凍結の解氷・除去作業のご依頼に緊急で出動してまいりました。油断していると天井から雨漏り…家に深刻な被害をもたらす凍結。他人事ではありませんよ!

天井から雨漏り?

スノーダクトの排水口が凍結してしまうことによって排水溝や屋根に大量に雨水や雪解け水が溜まり出し、それが屋根を伝って天井に染み込んできたのです。このスノーダクトの凍結は屋根の上でのトラブルなので気がつくのが遅れてしまいます。気付いた時には天井から水が滴り家のなかが水浸しに…。凍結による雨漏りは〝すが漏り〟と呼ばれ、雪国は毎年たくさんの被害をもたらします。水が染み込んだせいで天井のクロスが剥がれたり、カビが生える原因ともなり、被害は広範囲になりがちとなります。

すが漏れのできる理屈

今回は車庫内に保管してあったバイクが水浸しの被害にあったようです。バイクだから被害はなかったものの(良くはないですが…)家具や家電だったら大変な被害になるところでした。床もクッションフロアーだったため、作業中お客様も一生懸命モップで水拭きを協力していただきました。ありがとうございます

大量の水!排水口はどこ?寒さとの戦い!

現場に急行すると雨漏りの原因はすぐに判明です。画像でもわかるように、ダクト内が雪解け水でジャブジャブに満たされています。この日は気温が高く、屋根の上の雪が大量に解け出し、排水溝目一杯まで流れだしてしまったのでしょう。

急いで排水口がどこにあるのかを探し出し、氷を除去していきます。見つけた排水口は氷がびっしりとついており、ほとんど流れない状態になっていました。マイナスドライバーとトンカチを使って穴を広げ、口を開けてあげるとあっという間に水が流れていきました。分厚い氷と同時に土埃がゴロゴロと出てきたので、それが原因で凍結が始まったのかもしれません。

この日はプラス気温だったとはいえ、氷水の中に手を突っ込んで排水口探し出し、氷の除去は凍えるような冷たさでした。

雪下ろしが必要だと判断

あらかた水を流し終わった後は、原因の一因でもある屋根の大量の雪を雪はねすることにしました。氷を除去してもまた明日には雪解けから凍結するかもしれません。水漏れは止まっているはずなので雪下ろし作業を行います。ここは下の建物が車庫になっているため、室内温度による雪解けがほとんどないせいで雪の量がかなり多く、積雪は1メートル前後になっていました。放置した雪はこんなにも積もってしまうのですね。

雪下ろし自体は1時間程度で完了。これで雪解け水の心配はありません。何よりこの後の作業もとてもやりやすくなりました。雪下ろしの作業効率を上げるためにスノーダクト内にあえて雪を入れてスノーダンプを使いやすくしております。スノーダクト自体には問題がないのでそのような措置を行いました

全ての氷の除去作業

今度は排水口だけでなく、スノーダクト内の分厚い氷を全て除去していきます。硬い氷には硬いスチールのスコップを使用します。力加減をし、ダクトを傷つけないように割っていきます。細かく砕いた氷はスノーダンプに乗せ指定の場所へ雪捨て。

 

氷の暑さは7〜8センチほど。排水口を塞ぐには十分な厚みです。あらかじめ熱湯を排水口の反対側から流し込んでいたため氷は浮き上がり、氷割りは簡単にできました。

すっかり夜になってあたりは暗くなってしまいました。ヘッドライトをつけて作業を進めます。氷に朽ちたゴミ(ダンボールかな??)がくっついていました。こういうのも排水を塞ぐ要因となります。

こちらのお家はこの5年間、屋根を掃除した記憶がないとのこと。これからはせめて雪がする前に清掃することにしましょう。

ドレンパイプの解氷と流れ込みの確認

こちらは凍結した排水口です。中のドレンパイプ内が氷で埋まっています。これはおそらく吸い込んだ氷が詰まっているのだと思われます。ここは単純に大量の熱湯をバケツで注いであっという間に流れて行きました。念のため複数回熱湯を流し込み解氷しておきました。

※お湯はお客様宅からお借りしております。作業の際はぜひご協力ください

作業完了。一安心

排水溝がすっかりと綺麗になりました。お客様も一安心してもらえました。大変喜んでもらえて僕も一安心です。

何度も排水の流れ具合を確認しましたが、問題ないと思われます。今後はスノーダクトの清掃の徹底と、スノーダクトカバーの取り付け、電熱ヒーターの取り付けを検討するとの事。

冬のトラブル お任せ下さい!

便利屋七道では冬のお困り事、さまざまなトラブルを解決いたします。屋根の雪下ろし、除雪、氷割り、雪庇落とし、そして今回のようなスノーダクトの凍結の除去・解氷作業も承っております。緊急の場合は夜間でも出動いたしますので、困った時はいつでもご連絡下さい。

→ダクト凍結に関してのブログはこちら