養生しても塗料ははみ出るもの その後の手直しは職人次第

塗り替え施工する際に必ず行うのが養生作業

塗る必要がない箇所へマスキングテープやマスカーテープ、ガムテープなどを張り付けることで綺麗なラインを出すことができ、周りが汚れないだけじゃなく仕上がりも美しくなります。

しかし、タイルやタイルの目地、ブロック面など表面がボコボコしている場所はテープがしっかりと密着しないため張り付けても塗料が染み出したり、はみ出てきてしまいます。

この掃除はとても時間がかかり、下手すればこの手直しや掃除は塗る作業よりも手間がかかります。

この手直しと掃除作業は仕上がりに大きく影響がでるので、弊社では必ず行うことにしています。

 

上の画像は養生剥がしたあとの手直しの前後写真です。掃除前は目地に塗料が入り込みラインがぼやけています。これは近づいてしっかりと確認しないとわからない程度のものなのですが、これらはもちろん手直しする必要があると思います。

2枚目の画像は掃除後のものです。手直しを行うことで最終ラインがしっかりと出ています。これらのような手直しは塗装面全体にいえることで、この掃除作業に丸一日は時間を割くことになります。

手直しするのは本来当たり前なのですが、この作業を適当にやる業者・職人さんはたくさんいます。そもそもこの掃除作業、綺麗になったかどうかは職人さんの匙加減です。「このくらいで大丈夫だろう」という感覚のハードルは人によってまちまちです。

酷い塗装業者はこの手直しを全く行わないところもあります。

手直しをすると時間がかかり、当然その分人件費がかさみます。つまり業者側の利益に大きく影響します。

手抜きを行えば利益をあげられる。そんな考えを持った塗装業者には絶対に仕事を頼みたくはありませんよね??

お客さんに見られても恥ずかしくない施工が大事だと思います。

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