カウンターの塗装 塗り替えもお任せください

便利屋の仕事としてまれにあるのが“塗り替え”の依頼です。最近ではホームセンターで塗料が一斗缶で売られており、DIYでやってみよう!という売れこみでよく見かけるようになりました。塗装が得意な僕としては個人的にはDIYで屋根や外壁を塗り替えようとするのはあまりお勧めしません。気軽に動画や専門サイトで塗り方は記載されていますが、細かなところが省かれているのですよねー。僕は普段から暇さえあれば兄貴の手伝いで塗装の仕事を行っていますので、塗装の知識や経験は確かです!

前準備(養生)

今回はこちらの小さなカウンターを塗ります。木の材質やお客様の求める完成図で塗料が違ってくるので、この辺は素人と玄人との差がでるところです。当たり前ですが、塗装は気を付けていても床や壁に塗料が飛んで行ってしまいがちなので、たとえ自信があったとしても“養生(床や壁に塗料がつかないように保護すること)”は必要です。下回りも塗りやすいように下に木材などを置いておいています

下準備(目地埋めとヤスリかけ)

このカウンター、当初はビス止めされていて木にめり込んだビスが目立っていました。それを“パテ処理”することでビス穴を隠すことができます。パテが固まったらヤスリがけを行い凹凸をなくしていきます。ビス埋めが終わったら全体にもヤスリがけ(ケレン作業)を行います。ヤスリをかけて細かな傷をつけることで密着性を高めます。

下塗り作業

 

仕上がりを気にしない人ならばいきなり上塗りをする人もいると思いますが、美しく仕上げたい僕は当たり前にちゃんとやります!最終的に黒に仕上げるので、白の下地で塗っていきます。角や隅は刷毛で塗り、面はローラー刷毛でササッと塗っていきます。ちなみに使う材料は水性塗料なのでシンナーのような鼻をつくようなニオイはしません。屋内での作業なのでこういったことは気を使って作業します

表面はこんな感じです。乾燥後に細かな凸凹ができますが、上塗り前にヤスリをかけます。さっきとは違いしっかりとヤスリがけをやってしまうと木が露出してしまうことになるので、力を調整して整えていきます。白で完成させたい人ならこれで完成でもいいくらいです(笑)木は塗料の吸い込みもあって乾燥時間が短いです。約30分ほどで触っても問題ないほどに乾いてしまいます

上塗り(一回目)

上塗りを行います。上塗りは下塗り以上に気を使って塗ります。特に刷毛で塗ると刷毛のあとが出やすく見た目が非常に残念な仕上がりになるので、乾燥してしまう前にさっさとローラー刷毛で仕上げます。ローラーは皆が思う以上に周りに飛び散り汚してしまいがちなので、たとえ養生をしているとはいえ慎重さも大切です。スピードを出さずに素早く仕上げるにはベテランの技術が必要ですね。今回も乾燥に30分程度待ちます

上塗り2回目

上塗りは1回塗りと2回塗りでは仕上がりにかなりの差が出ます。画像ではわかりづらいかもしれませんが、実物を見ていただくと違いがわかると思います。カウンターは毎日見る物なので、こういったところは妥協せずにやりたいところです。ちなみにカウンターの内側はこんな感じになっています。隅のほうは刷毛で塗りますが、こういった部分は塗料がたまってしまったり、逆に薄くなってしまったりします。2回塗りを行うことで全体も含めて色が安定します。

塗り替え完了

こちらが完成形です。念のため一晩おいて完全乾燥させます。一見簡単そうに見えますが、いろいろと創意工夫がこめられ完成しているのです


塗装お任せください!

今回のようなちいさな塗り替えだけではなく、弊社では1級塗装技能士による屋根の塗り替え・外壁の塗り替え工事も承っております。確かな技術で美しい仕上がりを提供します

もし「塗料は自分で用意するので、塗るのだけお願いしたい」といった要望にもお応えいたしておりますので、お家の塗装に関してお悩みならぜひ七道へご相談ください